秋口の喘息発作

(2歳女児)春に出た喘息発作のことについてですが、「ゼーゼー」がひどく、食事もあまりとれませんでした。診察の結果、肺がぺこぺこしてるとのことだったので吸入器を使用しましたが良くならず点滴を2日ほどして、なおかつ小児科よりネブライザーを1ヶ月お借りして、1週間ほど使用をつづけテオドールも2週間飲みました。昨年の稲刈りの時期の発作がひどかったので(喘息発作にくわえ、風邪もひいて熱があった)今年も心配しています。やはり、小児科に行ってテオドールを飲み始めたほうが良いでしょうか?又、稲刈り時にでる稲原も喘息に良くないのでしょうか?主人の実家が農家で毎年手伝いに帰りますが、今年はどうしようか悩んでいます。又、このような病気を持つ子はインフルエンザの予防接種はしたほうがいいんですよね。(新潟県・Iさん)

子どもの喘息発作には季節性があります。
春先、梅雨、そして秋口です。
つまりちょうど今頃ですが、稲の穂がとくに関係しているわけではなく、その頃に発作をおこしやすくなっているのです。
とくに低気圧が近づいているときが発作をおこしやすく、秋では台風の接近とともに発作になっている喘息児を多く見かけます。

今春大きな発作をおこしたとなると、やはりこのシーズンは要注意でしょう。
少し咳き込み始めたり、ぜーぜーし始めたら、早めに発作止めを使ったほうがいいです。
テオドールはその代表ですが、最近は皮膚に貼る薬などもあり、年齢が小さく、薬の服用が難しい子でも使えて便利になりました。

このような「基礎疾患」を持つ子は、余計にインフルエンザ・ワクチンの接種を受け、かかりにくくしておいたほうがいいと考えています。
体調の良いときにできるだけ受けて下さい。

2001.9.10

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塚田こども医院Q&A2001年9月