インフルエンザ予防接種の副反応 |
インフルエンザの時期がやってきたので予防接種を今検討しているところです。子供には毎年受けさせているのですが、いつも迷うのが親の私たちが受けるかどうかです。大人では病気にかかるリスクより副反応のリスクの方が大きいのではないかと恐れるからです。副反応で、急性散在性脳脊髄炎やアナフィラキシーショックという重篤なものもあると聞いています。これは後遺症が残るようなものですか。子供の場合は病気にかかったときの方が恐いと思っているので、受けさせるつもりなのですが、大人ではインフルエンザにかかっても命にかかわる事はほとんどないのではないかと思うと、副反応の方が恐くなってしまうのです。でも、自分がかかったらそれが子供にうつる可能性もあるので、やはり受けた方がいいのかとも思います。また同じ理由で、子供もある程度大きくなったら予防接種をやめてもいいのかということも迷います。何歳くらいになれば、インフルエンザはかかっても命取りにならない病気になるのでしょうか。重篤な副反応というものをそれほど恐れる必要はないのでしょうか。(大分県・Yさん) インフルエンザ予防接種についてのご質問にお答えします。 ワクチン接種にともなう副反応のリスクをご心配ですね。 急性散在性脳脊髄炎をはじめとして中枢神経系の副反応も報告されています。 そこで大人へのインフルエンザ予防接種をどうするか、ですが、お話のように、インフルエンザそのものが重篤になることは通常考えにくいので、ワクチン接種をそれほど積極的にはお薦めしていません。 副作用については、どんな方がどのようなものをおこすか、予見が不可能です。 子どもがいつまですべきか・・ですが、やはり毎年受けておいていただいたほうがいいですね。 どうぞ、いろんな条件を考えて、お決めになって下さい。 2001.11.7 |
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塚田こども医院Q&A2001年11月