インフルエンザ予防接種のあとの腫れ(副反応)

私は、2歳6ヶ月の子を持つ母親です。先日、息子にインフルエンザの予防接種を受けさせたところ、注射をしたあたりが、赤く腫れ痛いといいます。(中略)対処としては、塗り薬をぬって冷やしてください、と言われただけなのです。そして、今後、なにか後遺症など出てこないか心配しています。また、これから毎年インフルエンザの予防接種を受けるのに問題がないか教えて下さい。(宮城県・Cさん)

ご質問の内容ですが、インフルエンザ・ワクチン接種後に注射部位が赤くなり、痛みも訴えたということですね。
私自身は、このような注射部位の異常はよく認めていますので、さほど珍しくないと思います。
数日でおさまってきますので、経過を見ていて下さい。
(HPの「インフルエンザの予防接種」にもこの点は明記しています。)
局所の副反応は、不活化ワクチンにとっては避けがたいもので、まったくゼロにすることはできないようです。

腫れの程度が著しく大きな場合(肩や肘を超えているほど範囲が広いときや、水疱や壊死のある時など)は、次回からの接種量を減らす必要があるかもしれません。
しかし、接種をしてはいけないということもありませんし、他の予防接種も問題なくうけることができると思います。

なお、腫れや赤みが強いときは暖まると余計にひどくなります。
またひっかっくと悪化しがちですので、皮膚を冷やし、かゆみ止めなどのお薬を使うといいですね。

2001.12.10

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塚田こども医院Q&A2001年12月