おたふくの後の予防接種

2月4日〜2月13日まで、1歳の長女がおたふくに、その2週間後2月18日〜3月1日まで長男が、おたふくに。私は2月19日〜おたふくになって、顎の下のグリグリがあと少しでなくなるところです。 予防接種は、4週間ぐらいあけてからと聞きました。治った日から4週間なのでしょうか? 次女は、まだ症状は出てませんが、いつまでに、症状が、出なければ予防接種ができますか?(沖縄県・Oさん)

大きな病気をしたときは、ある程度間隔をあけてから予防接種を実施しています。
それは、一つにはその病気で体の中の免疫系統に乱れが生じて、次に受けるワクチンに対してきちんと対応できない=免疫ができないということも考えられるからです。
はしか(麻疹)はとても重い病気で、免疫能をそうとう低下させますので、2〜3か月あけた方が良いのではないかと思っています。
その他の感染症(おたふく、みずぼうそうなど)では、治って1か月程度たっていれば、もう問題はないでしょう。

もう一つは、その病気の合併症が起きることもあり、短い間隔で予防接種を受けると、
それが重なりあい、どちらの問題なのかハッキリしないこともあるからです。
おたふくでは髄膜炎が合併症として問題になりますが、耳下腺の腫脹がとれることに起きることが多いようです。
この問題についても、やはり1か月ぐらいたつと、一応病気の合併症が出尽くしていると考えていいようです。
(例外的に非常に長いインターバルをもって発生する合併症もありますが)

そういったことから、おたふくは「治ってから1か月程度」たっていれば次の予防接種を受けて良いという扱いになっています。
予診票には、「1か月以内におたふくなどにかかっていないか」尋ねる欄があります。
ここに「はい」と○をつけると、一応予防接種はやめておこうという判断がされると思います。

2002.3.3

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塚田こども医院Q&A2002年 3月