赤ちゃんの股関節

一ヵ月半になる娘の事で気になる事があるのですが、太もものしわが左右対 称ではないのです。先日一ヶ月検診の時には特に何も言われなかったのですが、毎日オムツを替えるたび に気になり近くの小児科で見ていただいたところ「確かにしわは左右違うけれど太さ や開き具合も特に問題はないです。普通の人間も顔などが左右対称でないと同じでこ の子の太もものしわも左右対称じゃないだけです。大丈夫ですよ。」といわれまし た。(医師も娘の足を曲げたり伸ばしたりして丁寧に見てくださいましたが)そのと きは良かったと思い帰ったのですが、毎日オムツ替えの度に気になってます。本当に何も異常がない子で左右対称でない子がいるのでしょうか? やはりすぐにでも整形外科の医師にちゃんと見てもらった方がいいのでしょうか? その際エコーなどで脱臼などの判断がつくのでしょうか?(大阪府・Nさん)

赤ちゃんの股関節の問題(股関節脱臼など)については、通常は生後3〜4か月の健診で診察しています。
そこで「おかしいな」と思うようなときには整形外科の先生にお願いし、詳しく診察してもらっています。
通常の股関節脱臼などではそこからきちんと治療すればちゃんと治っています。

股関節脱臼などのとき、見た目も大切で、しわの数や膝を立てたときの高さ、太股の太さなどが左右対称かどうかも気になります(それがあるから病気というわけではないのですが)。
さらに股関節を開いた時に開き方に制限があるかどうか、などの診察所見も大切です。
これかを総合して、股関節の異常の可能性があれば整形外科に紹介しています。

整形外科では診察のほか、レントゲンをとることで股関節の様子を調べることになるでしょう。
レントゲン検査が最も確実な診断方法になります。
最近では超音波による検査も行っていますが、方法がまだ確立されているとはいえないので、施設によって利用の仕方が異なっています。

ご心配であれば、整形外科の先生によく診てもらって下さい。

2002.3.15

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塚田こども医院Q&A2002年 3月