おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の予防接種

三種混合の第1期3回目が13年6月10日で、14年6月11日に第1期追加の予約を入れています。これを、おたふくかぜの予防接種に変更した方が良いでしょうか。先生のホームページには「おたふくかぜの伝染力はさほど強くない」とありますが・・・。また、おたふくかぜは潜伏期間が長いようですが、潜伏期間に予防接種をすれば重症化せずにすむのでしょうか。(東京都・Fさん)

三種混合の1期初回の3回がすんでいると、しっかりした免疫が1年以上続きます。
1年半ほどで少し弱くなるので、1年から1年半の間に追加を受けていただきます。
今回のケースですが、三種混合をそう急ぐことはないように思います。
それより、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の予防接種を受けられるといいのではないでしょうか。
たた、おたふくの伝染力はさほどではないので、「差し迫った感染の危険」があるわけではないと思いますが・・

おたふくの潜伏期間中に予防接種をすることで軽くすませてくれるかどうはよく分かっていません。
はしか(麻疹)と水ぼうそう(水痘)については、接触して(感染を受けて)72時間程度以内にワクチン接種を受けると、発症を予防してくれるか、症状を軽くすませてくれる効果があります。
おたふくについて同様の効果があるかどうかは、まだ分かっていません。
一方で、潜伏期にワクチン接種を受けてとくに問題はありません。

2002.6.1

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2002年 6月