ミノマイの副作用(歯の黄変)

1ヶ月前、セキと熱が出たので近所の小児科にかかりミノマイシンを処方されました。2日後に耳の下が痛いというので、再度病院に行きおたふく風邪でしょうということで再びミノマイシンをいただきました。計1週間ミノマイシンを飲んだのですが、今日偶然HPを拝見させていただきビックリしてしまいました。慌てて息子の歯を見ると前歯か片方うっすらとねずみ色になっていました。(とても白くて綺麗な歯だったんです。)他のHPで調べてみると永久歯になってから影響が出ることもあると書いてあったのですが本当なのでしょうか。(乳歯のうちだけならばあきらめが付くのですが)ミノマイシン20mg  3g  1日3回1週間 (体重16.5kg)を服用したのは多い方なのでしょうか。そして歯の色の変化はこの薬の影響なのでしょうか。とても心配だし、特に普通の熱とセキだったのになぜそんな薬を処方されたのかとても腹立たしい気持ちです。それから2歳の息子(体重14kg)も同じ症状だったので同じ薬を処方されましたが2日ぐらいしか飲まなかったので今の所歯の色に変化はありません。(おたふくにはならなかった。)今までいただいた薬を特に疑問を持たずに普通にのませていました。今後はきちっと調べて納得してから使わなければと深く反省しています。病院を何件も変えるのもあまり良くないし、ここはと思う主治医の先生はどうしたら見つかるのでしょうか・・・。(千葉・Uさん)

ミノマイは歯に沈着し、黄色く変化させます。
しかし、できあがった部分に付くのではなく、新しい細胞が生まれているところ=つまり、歯の中心です。
永久歯が一定の成長を終える8歳になるまでは沈着がおきるので、8歳未満には投与が禁忌とされています。

今回、歯の表面が黄色くなったというのは、ミノマイのせいではありません。
永久歯にどの程度影響を与えるかは、ミノマイの投与量が関係しています。
少量であれば肉眼的には見えず問題になりません。
実際の投与量と歯牙黄変との関係については、私は詳しい資料をもっていませんので、お答えはできません。

今後はミノマイの投与を中止していただくよう、お願いして下さい。

2002.8.11

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塚田こども医院Q&A2002年 8月