とびひの治療

とびひの薬、とびひとプールの関わりについてお聞きいたします。お盆に上越市の実家に帰省中、とびひが悪化したため、Y医院で診てもらいました。症状は、びらん状の水泡が片足の付け根に数個、左右のおしりに1個ずつ、熱はありませんでした。薬は、リンデロンVG、シロップ(ポンタール12ml、ポララミン12ml、トランサミン11ml)、ミノマイシン顆粒。1日でびらん面が乾いてかさぶたができガーゼに浸出液がつかなくなりました。しかし、ミノマイシンは、強い抗生剤であるという印象があったので1回飲ませただけです。後で調べたら、やはり子供に与えたくない抗生剤のひとつであるということで、不安になりました。ちなみに、生後3ヶ月頃からアトピー性皮膚炎(食物アレルギーなし)で通院し、現在は膝の裏側に軽い症状がある程度で、皮膚科には年に2回ほど塗り薬をもらいに行くくらいです。ここでの処方は、0歳当時にはミルドベード軟膏をパスタロンソフトで5倍に薄めたものから始めて、現在はさらに薄いものを出してもらっています。保育園時代も含めて、今回初めてとびひになりました。去年もプールにはかなり入っていたのですが。(東京・Sさん)

とびひ(伝染性膿痂疹)の一般的なことについては次のページを参考にして下さい。
http://www.kodomo-iin.com/HL/HL403.html

基本的には皮膚の表面に起きている細菌感染症ですので、治療は抗生物質の使用(内服、外用、ときに注射)が主体になります。
また、皮膚の消毒、痒みの軽減のための対処も必要になることがあります。
ときに湿疹病変が強いために、湿疹の薬を使うこともありますが、これは病状によっって変わってきます。

お薬については、診察をしていませんのでコメントは難しいのですが・・
外用薬は「湿疹」の薬であって、とびひの薬ではありません。
内服薬は副作用の問題から満8歳未満には禁忌とされている薬です。
(それでも服用する必要があると判断されたのでしたら、それなりの説明をいただいていると思いますので、それに従って下さい)

現在は当地におられないようですので、そちらであらためて診療を受けられることをお勧めします。

なお、プールについては先のHPに記載したとおりです。
程度が強く、ジュルジュルした感じの時は他のお子さんと一緒のプールはできません。
程度が軽くなり、乾いた感じになってからにして下さい。

2002.8.17

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塚田こども医院Q&A2002年 8月