赤ちゃんの食事制限

現在9ヶ月になる男の子のことでお聞きしたいことがあります。5ヶ月の時川崎病で入院しました。その時調べた血液検査で、アレルギー(lgE 190.3)があるとわかり卵白(11.6)・ミルク(1.71)・小麦(0.49)・卵黄(0.47)を除去するよう病院で言われました。(母乳なので私も除去しています)幸い川崎病は軽く15日で退院し、心臓エコーの定期検査に行く程度になっています。が、アレルギーの方はそれ以降何の指導も頂いていません。当時ひどかった湿疹も今ではほとんどなくなり、離乳食も進んできたのでそろそろ与えてみようかと思っているのですが、もう一度病院にかかったほうが良いのでしょうか?(福岡・Mさん)

乳児の場合、食事アレルギーが症状や検査の上ではっきりしているときには、やはり食事制限が必要です。
でもそれがずっとではなく、ある程度症状が落ち着いて、月齢が高くなってくるに従って食事制限は解除していってよいと思います。
具体的には、生後8か月くらいで消化管の消化能力は次第にしっかりしてくるので、十分に加熱されていて、量が少なければ問題なく与えることができるようになってくることが多いです。
1歳くらいまで少しずつ食品の種類を増やしたり、量を多くしていったりしていきます。
うまく行けば、例えば卵についてでは生卵や卵そのものを多く使った物以外は、わりと食べられるようになっていることが多いです。

以上のことは大まかなことですので、具体的なことは小児科医、または栄養士から指導を受けながら実行していって下さい。

2002.9.11

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塚田こども医院Q&A2002年 9月