熱にうなされる

(6歳女児)朝から発熱し、2時頃には39.5度まであがりました。その後少しずつさがり6時頃には37.5度くらいまでになりました。その間、薬は飲まず、スポ−ツ飲料を何回か飲みました。おしゃべりなどもしていました。しばらく寝て目をさましたあと8時過ぎですが、急にアレアレと言いだし、体を起こし、叫びはじめました。何か見えるような様子で、怖いものがあるような様子でした。涙はでず、とにかくすごい声で叫びつずけました。1、2分だと思います。だんだん落ち着き、我にかえったようにふつうの状態になりました。これは発熱と関係あるのでしょうか。(東京・Mさん)

お子さんの夜間のエピソードは、高熱によって「うなされて」いた状態だと思います。
医学的には「せん妄状態」という意識障害なのですが、子どもでは高熱の時によくおきてしまいます。
その場でしっかりと目を覚まさすと普通の状態に戻り、本人は覚えていません。
年齢が高くなると、こういったことも起きなくなります。

なお、同じような意識障害でも長引いていたり、ほかにけいれんなどをともなっているようですと問題になります。
小児科などを受診し、よく診てもらって下さい。

2002.10.18

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塚田こども医院Q&A2002年10月