インフルエンザ・ワクチン接種量の間違い

今日、9ヶ月の長女のインフルエンザの予防接種一回目に行きました.データ上で卵白アレルギーがあるので、プリックテストをしてもらい、OKでしたので接種しました。混雑していたのもあって、テスト結果がでて、すぐに隣の診察室から先生が「0.2もってきたよ」とNsに伝え、0.2ml接種されました(私も目視で確認しました)・・・私から先生に一言言えればよかったのですが・・・受付で、11ヶ月までは「0.1ml」接種、というのを見たのですが、長女は倍の0.2接種されました。今のところ、副作用ぽいものはないのですが、2回目は受けさせない方がいいですか?14日後に2回目の予定ですが、量が多かったので、もっと間隔をあけるべきですか。かかりつけのその先生には聞けないので、少しでもアドバイスいただけると幸いです。(愛知・Oさん)

インフルエンザ・ワクチンの接種量は年齢によって決められています。
0歳0.1ml、1〜5歳0.2ml・・
基本的にはそれにそって行いますが、腫れが強いなど副反応が心配なときは量を変えて接種することもあります(だいたいは減量ですが)。
しかし、特別な目的がない限り規定通りに接種するのが基本ですので、今回の接種量については、その医療機関にきちんとお話をして下さい。

規定以上に接種すると、接種部位の腫れなど、局所の副反応(副作用)が強く出る可能性があります。
これは数日以内の変化ですので、今大丈夫ならこれから問題になることはないと思います。
しかし、アナフィラキシー・ショックなどの重篤な全身的な問題は接種量に関係なく起こりうるので、接種量が多くなったからと言ってその頻度が増加することはありません。

効果の点では、倍量使ったから1回で済むということはありませんので、もう一度接種を受ける必要があります。
接種の間隔も規定通り1〜4週間です。

> かかりつけのその先生には聞けないので、少しでもアドバイスいただけると幸いです。

なぜ「かかりつけの先生には聞けない」のですか?
こういったことこそ、しっかりと質問をし、説明を受けるべきことでしょう。
親としてお子さんの健康に対して責任を持っているわけですので、遠慮することはありません(してはいけません)。
もちろん、第一義的には医師の側の問題ですのが・・

2002.11.22

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塚田こども医院Q&A2002年11月