インフルエンザ関連脳症

12月23日より7ヶ月の息子が発熱、夫と私も発熱と咳が見られたので受診しインフルエンザと診断を受けました。夫と私はタミフルを処方され、息子は風邪薬と咳止め、抗生物質を処方され内服しています。息子の熱は38℃台が続いていたのですが、25日の夜中の2時頃39.4℃にあがったため、処方されていた解熱剤を使用。その後徐々に下がって、25日は37.5℃前後26日の日中は36℃台まで下がっていました。現在はまた38.6℃まで上昇しています。インフルエンザ脳症や脳炎が心配なのですが、脳症や脳炎が起こる前の症状や、注意して症状を見ていかないといけないのは、具体的にどれくらいの時期までなのか(熱が完全に下がるまでか、咳が出つづける間等)を教えてください。また、内服薬を色々工夫して飲ませているのですが、なかなか全部を飲ませられずに困っています。何か良い方法があったら教えてください。それと、夫と私はインフルエンザが発症する2日前に予防接種を受けましたが、今回タミフルを内服した事でワクチンの効果に影響はあるのでしょうか?主治医に聞けば良かったのですが、受診後帰宅してからあれこれ考えていると疑問が湧いてきたので・・・よろしくお願いします。(Tさん)

インフルエンザ関連脳症は、日本の子どもたちにおきる頻度が高いので十分に注意が必要です。
以前、厚生省(現在の厚生労働省)が全国的な調査をしていますが、それによると、インフルエンザの発症から脳炎・脳症の発生までは平均1.5日で、約9割は2日以内に起きています。

脳炎・脳症の主な症状は「意識障害」と「けいれん」です。
とても重篤な症状ですので、見ていて「一大事!」という感じがするはずです。

薬はなかなか飲んでもらい無いことがありますね。
いろんな工夫をしてみてもらっています。
(具体的なことは育児書にあるかと思います)

インフルエンザ・ワクチン接種後にタミフルのような抗インフルエンザ薬を使っても、とくにワクチンの効果に影響はありません。

2002.12.30

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塚田こども医院Q&A2002年12月