りんご病(伝染性紅斑)の伝染力

1才7ケ月の娘のことですが、先日(8月30日、31日)いとこ(7才)が遊びに来て、2日間一緒にいました。その後(9月2日)に、りんご病を発症したとの連絡がありました。娘が一緒にいた期間は、一番感染する時期なのでとても心配です。子供を預けなければならない時もあるので、どう対処してよいか困っています。感染したかどうかはっきりする1ケ月程は、子供を預けたりするのはやめたほうがいいのでしょうか。(長野・Tさん)

子どもにとって、りんご病(伝染性紅斑)は大きな感染症ではありません。
ワクチンはなく、積極的に予防できるというわけではありません。
むしろ大人になってからかかると、関節痛が強いなど、症状はとても大変です。
日本人の成人の7割ほどは小児期にかかっていて免疫があるため、大人になってからかかることはありません。
その意味では、子どものうちのどこかでかかった方が良いとも考えられます。
怖がる必要はないですね。

また症状の出る前に伝染力があるというのはその通りですが、実際にかかっているかどうかを知ることはできませんので、それだけで保育園に行かせないようにするというのは、無用な心配です。
その点でも気にされる必要はありません。

2003.9.5

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塚田こども医院Q&A2003年9月