水ぼうそう(水痘)ワクチンと妊娠 |
予防接種についての質問なのですが、私も予防接種を受けその後に妊娠が発覚いたしました。予防接種は、主人の米国転勤のための移民ビザに伴い接種したもので、接種した場所は、在日米軍の米国の病院です。接種したものは、TD(破傷風)、IPV(ポリオ)、VZV(水疱瘡)を同時にいたしました。予防接種をしたところに問い合わせると、中絶したほうがいいとも、しなくてもいいともなんとも言えないとのことでしたそれは、別の産婦人科に問い合わせても、全て同じ答えです日本のものと、米国のものでは、違うのでしょうか?また、このまま妊娠して、予防接種を受けたことによるリスクは、あるのでしょうか?(千葉・Kさん) 破傷風とポリオは不活化ワクチンですので、全く問題がありません(日本のポリオワクチンは生ですが)。 問題になるのは水ぼうそう(水痘)ワクチンかと思います。 水ぼうそう(水痘)は、罹患すると2週間程度の潜伏期ののちに発疹が出始め、そこから約1週間で治癒し、血液中から水ぼうそうウイルスはなくなります。 水ぼうそうワクチンは生ワクチンですので、一定期間体の中で「生きて」います。 もちろん「ゼロではない」ということから、妊娠の継続を断念することも選択肢の一つです。 一つだけ確認しておいたほうがいいかと思うことがあります。 2003.9.17 |
|
|
塚田こども医院Q&A2003年9月