国によるインフルエンザ予防接種の違い

現在仕事でオーストラリアい在住しております。来年1月に出張で日本に3週間帰国の予定で、子供を保育園に入れようと思っています。他の予防接種はすべて受けましたが、インフルエンザが流行る季節なのでこちらで受けさせてから帰国しようと思っています。ここオーストラリアではインフルエンザの接種は、あまり流行しないせいか、一般的ではありません。日本ではどのホームページを見ても13歳以下は2回接種とありますがオーストラリアでは皆1回だそうです。3歳児では1回で効果があるのでしょうか?処方箋にはfluvaccination syringe trivalent quantity 0.5mlと明記してあります。またオーストラリアで受けた予防接種は日本では効果のほどはいかがでしょうか。無理にでももう一度処方箋をもらって2回受けた方がいいでしょうか。お忙しいところ申し訳ございませんが教えていただけますか。(Oさん)

インフルエンザ・ワクチンの種類については、世界的にほぼ共通です。
これはWHOなどが中心になって、ワクチンに使用するウイルス株を各国に推奨します。
各国ではそれぞれに流行状況、生産体制などをみながら決定しますが、推奨株になるのが通例です。

一方で接種方法は各国で異なっています。
日本では13歳未満は2回ですが、摂取量は他の国より少な目です。
現在に摂取量が少ないのではないかという意見が出ていて、いずれ見直しをすることになるかと思います。

接種を受ける場合には、その国の方法によって行います。
そちらで受けるのであれば、そちらの方法に従って下さい、
日本であれば“日本方式”で受けていただくことになります。

なお、日本では医師が診察等をしたうえで行いますので、「処方箋」は不要です。

2004.8.28

目次のページへ

ホームページのトップへ

塚田こども医院Q&A2004年