赤ちゃんの下痢

1歳11ヶ月の男の子です。2週間ほど前から下痢をしています。便の状態は水みたいとまではいかず、もこもこして粘液が混じっている感じで、現在一日5−6回です。夜中にウンチが出たり、早朝に出たりもします。下痢になってすぐ小児科を受診し、下痢止めを4日間飲み、収まったようだったのですがまた同じようになっています。しばらく市販のビオフェルミンを飲ませて様子をみていましたが、変わらないので、昨日も便をもって再度小児科を受診すると、熱もなく食欲もあって、元気にしているので、あまり心配しないようにと整腸剤だけもらいました。確かに元気で、たくさん食べたがります。パン(スナックパン)などはほしがるまま与えているのですが、それが良くないのでしょうか。乳糖不耐症のことが書かれていましたが、牛乳も一日コップ半分程度にしています。来月、主人の仕事の関係で渡米することになっていて、わたしも忙しくイライラしてつい子供をしかってしまったりしています。そういう精神的なストレスから子供が下痢になっているのではと反省しているのですが、こんなに小さい子でもそういうことはありますか?(Mさん)

下痢をしているというのは、消化や吸収の働きが弱くなっている状態です。
整腸剤や下痢止めの薬も必要かもしれませんが、それ以上に食事の内容も考えてあげてください。
いつもよりも消化のしやすいものを、量も加減しながら与えることです。
とくに一回の量は少なめにしてほしいです(その分回数が増えてもいいです)。
「ほしがるまま与える」というのは、考え物です。
また日本人は乳糖を分解する能力が極端に低いですので、下痢になっているときには制限する必要があります。
どの程度、どんな形であげていいいかは、その時のお子さんの様子によりますので、適宜判断をしてください。

心理的な要因で下痢をすることもあるでしょうが、小さなお子さんの場合にはあまり経験しません。
その点は、あまり難しく考えなくても良いと思います。

下痢の対処についてはHPにいろいろと書いてありますので参考にしてください。

2005.2.20

目次のページへ

ホームページのトップへ

塚田こども医院Q&A2005年