水ぼうそう(水痘)ワクチンの効果

2歳半の娘の母です。12月3日のお昼頃、娘の太ももに湿疹が少し出ていました。夕方になるとお腹の方にも出てきたので、病院に行き、水疱瘡と診断されました。娘は予防接種をしていたのですが、罹ってしまったようです。でも症状はとても軽く、湿疹がそんなに増える事もなく、本日12月5日には湿疹も薄っすら残っている程度になりました。問題は私なのですが、私は小さい頃水疱瘡に罹った事がないようです。母子手帳などを見ても、水痘の予防接種は受けていません。つい先日その事に気付いて、2ヵ月半前に予防接種を受けました。昨日までは、『予防接種を受けておいて良かった、娘の水疱瘡もうつらなくて済む』って思っていたのですが、予防接種を受けていた娘も罹ってしまったので、私も罹るのではないかと、今日になって心配になってきました。このような状況の場合、私もうつっている可能性は高いですか?又、現在二人目の妊娠を希望しているのですが、今月は見送った方が良いのでしょうか?(Uさん)

まず基本的なことですが、ワクチンを受けるときに十分な説明を受けていないようですね。
水ぼうそう(水痘)ワクチンの効果については、約7割はその後かからない程度の効果がありますが、約3割は症状を軽くすませる程度の効果です。
症状が軽くすむということは、それだけウイルスの量が少なく、したがって他の方への伝染力も弱いということになります。

お子さんがワクチン接種後に水ぼうそう(水痘)にかかっていますが、やはり軽くすんだということは、それなりの免疫がワクチンによって得られていたということになります。

今後お母さんが水ぼうそうにかかることも可能性としては否定できませんが、その確率は少ないと思います。

水ぼうそうの潜伏期は約2週間ですので、もしかしたら水ぼうそうにかかってしまうことがあるかもしれませんので、妊娠されるのはそれを過ぎて、水ぼうそうにかからなかったことを確認されてからにして頂く方がよろしいかと思います。

2005.12.8

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塚田こども医院Q&A2005年