麻疹・風疹混合ワクチンの接種方法

1歳児。単独で麻疹、風疹のワクチンを受け、その後小学校に上がる頃二つとも任意で単独ワクチンを追加受けさせたいのですが、それまでにどちらも罹った場合にも追加でワクチンを打つことは可能ですか?もし罹ってなくても、抗体ができていたとして、それでも追加で受けるとどうなりますか?それでも受けることは可能ですか?(Tさん)

平成18年度より麻疹・風疹の予防接種が変更されます。
まずはこれらが混合ワクチンになることと、接種回数が2回になります(1回目は1歳、2回目は小学校入学前1年間)。
当面は2回目の混合ワクチン接種は1回目も混合ワクチンを受けている子どもだけが対象です。
いずれ副作用等の問題がないと確認されれば、単独での麻疹ワクチン、風疹ワクチンを接種した子どもに対しても混合ワクチンでの接種を行うことになります。
厚生労働省は、開始後2年間の経過をみてからと言っていますので、平成20年度からそうなる予定です。

お子さんが年長になったときには、おそらく混合ワクチンで2回目を接種することが公費で行われているものと思います。

なお、この追加接種は免疫をより強くすることが主な目的です。
そのために、抗体価の検査はせず、すべての子どもたちが対象です(罹患した者を除きますが)。
1回の接種だけでは抗体がまだ弱い子がいるためにそうしています。

2006.2.6

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塚田こども医院Q&A2006年