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2005年05月24日

自己評価の低さ

「上越子どもフォーラム」での明橋大二先生のご講演は、うなづくところが多かったです。

当日配られたレジュメの最初の項目が・・
  今の子どもをめぐる問題の根っこは、「自己評価の極端な低さ」
とあります。
そうなんです。
今の日本の子どもたちの生きづらさは、まさこの点にあると、私も思っています。
というより、そんな子どもたちを作ってしまっている私たち大人が、同じ問題をもって生きていることが、「根っこの問題」なんです。

「どうせ俺なんか・・」というように、「どうせ」がつくのは、自分に対する自信がないから。
自分の存在を信じ、自己を肯定することができない。
自尊心を持つことができない。
そんなふうに育ててしまっている親の責任は、大きいです。
でも、きっとわざとそうしているのではないと思います。
そんな子育てしか知らないし、できないんです。
それは、自分が受けた子育てがそうだったから。
親のまたその親も、みんなそうだったんでしょう。
自分が受けたように、自分の子どもへも同じことをしてしまうものです。

自己肯定感をもてない日本の子どもたちの問題は、これまでも指摘されています。
このHP内の「院長の書斎」でも、そんなことの書かれた本を紹介しておきました。
(『親子ストレス』と『自信力はどう育つか』)
明橋先生の著書とあわせて、ぜひお読み下さい。

では自己肯定感をどう育てればいいのか・・
明橋先生のお話は、明日以降もご紹介いたします。

※講演内容が地元ケーブルテレビ(JCV)で放映されます(6月12日〜)。
フォーラムに参加できなかった方は、ぜひご覧下さい。

投稿者 tsukada : 2005年05月24日 21:41