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2005年05月26日
親子ともに育つ
自尊心を育て、自分に自信がもてるような子育て・・
なかなか難しいですね。
それは大人自身が自分に自信をもっていないから。
そんな子育てをしてもらっていないから。
まずは乳幼児のときからしっかり甘えさせてほしいと明橋先生は言われていました。
甘えることができれば心が安定します。
そうすると自立していく意欲がわきます。
でも、自由にする中で不安になると、また安心できる環境にもどってきます。
そんな行き来が、心の成長になっていく、というのです。
「基本的信頼関係」ができるのが、乳幼児の子育ての課題です。
まずは母子の間で、100%自分を受け入れてもらえているという安心感が赤ちゃんには必要です。
それが家庭になり、次第に人や地域が広がっていきます。
「人間って、信じていいんだ」
「自分は信じてもらえているんだ」
そんな信頼関係ができている子は、心の安定した大人に育っていきます。
もしも子どもが「どうせ俺なんて・・」と言ったら、それは自分に対する評価が低いから。
丸ごとの自分を信じてもらえることがなかった(少なかった)なかで育ったのかもしれません。
基本的信頼関係がきちんとできていなかったのでしょう。
そのことに気づいたら・・そこからがスタートです。
もう一度子どもとの関わりを見直してみてください。
そんなふうな子育てができるためには、大人が自己肯定感をしっかりもっている必要があります。
“育て直し”はなかなかできませんから、子育てを通じて、大人もいっしょに自分を見つめ直す作業が必要になります。
子育てとは子どもを育てるだけではなく、子どもから学び、大人もいっしょに育っていくことなんだと思います。
投稿者 tsukada : 2005年05月26日 23:03