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2005年06月02日

国会がヘン

テレビに映っている国会の様子が、いつもと違います。
ノー・ネクタイ、ノー・ブレザー。
ずいぶんとラフな格好をしているものです。
夏の省エネ対策として、官公庁で実施した方策だとか。
思い切ったことをしたものです。

私は基本的には背広のようなきちんとした格好は好きではありませんし、ほとんど着ていません。
(実家が洋服の仕立屋なのに、親不孝なやつです)
仕事中も白衣を着ることはなく、トレーナーとジーンズですませています。
姿・形で判断するのではなく、中身で見てほしい・・そんな気持ちがあるからです。
(本当は、ただずぼらなだけ?)

それでもきちんとした席では、それなりの服を着るようにしています。
相手の方に失礼ですから。
国会という、半分は儀式のような場所で、そのような服装が認められるというのなら、それはそれでけっこうな話です。
でも、違和感があります。

以前、ある地方議会で、Tシャツのようなラフな姿で出席したということで懲戒された方がおられました。
あれは、間違いだったんですよね。
夏の省エネ対策であればOKだけど、それ以外はダメ・・なんてこともないでしょうね??
冬場でも、暖かい格好をして、それが結果として「格式」からはずれていても、もう大丈夫なのですよね。
学校で、子どもたちが制服をゆるめて着ていても、もう文句は言われないのですよね。
自由な服装も、全面的に解禁なのですよね。
・・きっとそんなことはないでしょう。

「省エネ」という大義名分があって、それに合致してれば、あとはすべて良しとなってしまう日本。
一番大切なことは、個人の「自由」や「責任」をどう考えればいいかを、しっかりと議論すること。
一人ひとりが、それをきちんと考えていく中で、成熟した日本ができあがってくるのだと思います。
「みんなと一緒にしていればこわくない」「上に従っていれば許される」・・もうそんな社会は、そろそろ卒業したいです。

投稿者 tsukada : 2005年06月02日 22:18