2005年07月20日
未成年飲酒
先日、人気グループの未成年メンバー(18)が飲酒して警察ざたになった事件がありました。
TVアナウンサーが呼び出して飲ませていたということで、大きな問題になっています。
未成年(20歳未満)に対しては、法律で飲酒が禁じられているので、その点では弁解の余地はありません。
本人も、それをさせてしまった周囲の“大人”も、それなりの責任は免れないことでしょう。
でも、少しかわいそうな気もします。
日本はお酒に甘い気風があります。
「酒の席だから」といって、多少の無礼な振る舞いも許されてしまいます。
お花見の時など、酩酊したみっともない大人たちを多く見かけます。
楽しく飲むはずのお酒で、周囲を不快な思いにさせることもよくあることです。
日本人のモラルは低いようです。
法律の上でもいろいろと問題をおこしています。
飲酒運転がそう。
他人の命に関わる重大な違法行為です。
それに比べたら、彼の行動は、それほど違法性は高くはありません。
年齢もどうなんでしょうか。
18歳といえば、高校を卒業して大学生になったり、社会人として働いていたりもします。
実態としては飲酒はそうとう行われているのではないでしょうか。
私も大学1年のときからいただいていました(もう時効ですよね)。
アメリカでは確か“21歳未満”が飲酒禁止ですよね。
子どもたちとハワイに行ったときのこと。
レストランで食事をするとき、当時20歳になっていた娘も一緒にビールを頼んだら、ウエイターの人が年齢を尋ねてきました。
「20歳だ」というと、“No!”と言ってグラスを持って行ってしまいました。
最初は理由が良く分からなかったのですが、年齢の問題だと分かったとき、アメリカではずいぶんきっぱりと断るものだと関心したものです。
きっと店側の責任を追及されるのでしょう。
あるいは、法律を守ろうとするモラルがしっかりしているのかもしれません。
このことがもし日本だったら、おそらくは不問に付されることでしょう。
というより、年齢を聞くことすらないことでしょう。
「まあまあ・・」といいながら、あいまいで終わりそうです。
お酒のことで甘い日本なのに、どうして今回は厳しい目が注がれているのでしょう?
厳しいことを言う人たちは、自分ではちゃんとできているのですか?
「自分には甘く、他人には厳しい」
・・そんな風土も、日本にはあるような気がします。
「自分に厳しく、他人には優しい」
・・そんなふうでありたいと自分では思っていますが、なかなか難しいです。
人生48年、まだまだ人間ができてきませんね。
投稿者 tsukada : 2005年07月20日 22:29
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