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2005年09月01日
9月になりました
今日から9月。
新しい学期も始まりました。
朝の通勤のとき、また子どもたちの元気な姿に出会うようになりました。
夏休み中には見られなかった光景ですので、実に久しぶり。
元気をもらいながら医院の向かえます。
アメリカを襲ったハリケーン「カトリーヌ」は、被害の状況が分かるにつれ、その“凶暴さ”がよく分かります。
ニューオリンズ市の80%を水没させ、おそらく数千人の死者がでているようです。
完全な復旧まで数ヶ月、いや数年がかかるだろうとのこと。
いや、いまだ救助されていない人たちや、安全なところに移動できていない人たちがたくさんいます。
略奪や暴力事件もおき、戦場のような様相だとか。
CNNニュースではその様子を繰り返し放送していますが、その惨状に目を疑うほどです。
風速70メートルもの風が吹いたといことですが、これを時速に直すと250キロほどになります。
ほとんど新幹線なみのスピードです。
これでは人間はもちろん、建物だって吹き飛んでいってしまいます。
そこに大量の雨が降り、川があふれたのですから、めちゃくちゃ大変な状況だったことは想像にかたくありません。
自然災害に対しては、いくら手を尽くしても無力のときもあります。
でも、今回の災害も、本当にするべき予防策などがどれくらいできていたのか、はなはだ疑問です。
自然の振る舞いを変えることはなかなかできませんが、その被害を少なくすることは、人間の知恵とお金をしっかり使えばある程度はできるはずです。
そして、今行っている救助活動や、今後の復旧活動には総力をあげて取り組んでほしいものです。
危機管理に対してあれだけうるさいアメリカですら、こういった事態になっています。
ましてや危機管理能力の欠如している日本で同じような災害がおきたとしたら・・どれほどのことができるでしょうか。
危機管理の基本の一つはスピーディーさですが、この点だけでも日本は失格になること、間違いありません。
危機管理には、時には強権も必要にはなりますが、でもしっかり足場を固めておくことが、いざというときに役立ちます。
今回のハリケーン災害から、私たち日本人も学ばなければいけないことがたくさんあることでしょう。
それをぜひ、災害がおきないようにも役立ててほしいです。
今日9月1日は「防災の日」。
選挙の前のあわただしい中ではありますが、防災についても、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。
投稿者 tsukada : 2005年09月01日 23:55
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