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2005年10月14日
初日
今日からいよいよインフルエンザ予防接種の開始です。初日というと、以前は接種時間のワクいっぱいの方が受けていましたが、今年は少し様相が違っています。例年の半分強といったところでしょうか。「出だしゆっくり」が今年の傾向のようです。
インフルエンザはだいたい1、2月に流行するので、その前に免疫をつけてあれば大丈夫。しっかりした免疫ができるのはワクチン接種のあと数週間が必要といわれているので、おおむね年内にすませておけば良いかと思います。10年ほどに1回は12月中の流行もありますが、そのために11月までに接種をすませておくべきとすると、なかなか接種を完了できません。すったもんだしてるうちに接種できなかった、などとなっても困るので、最初から「年内にすませる」という方針が、ベストではないかもしれませんが、ベターではあります。
過去数年は、ワクチン不足の年もあったり、積極的に接種する医療機関がまだ少なかったり、ということで、「早めに予約をとり、接種を受けておく」という傾向にありました。ワクチンの供給量(生産量)もそうとう多くなり、ほぼ十分な量になってきました。どこの病医院でもインフルエンザ予防接種を行うようにもなりました。そういったことが重なって、「我先に!」といった“異常事態”が解消されてきたのだとすれば、これは歓迎すべきことです。
しかし、もしも予防接種に対してあまり必要だと思わなくなっているとしたら、それは大問題。子どもたちやお年寄りをインフルエンザから守ることがとても大切だということを、再認識するようにしていただきたいです。
ということで、初日はそれなりに緊張しましたが、全体として順調に終わりました。明日の土曜は、午後からインフルエンザ予防接種の専用外来です。ミスなど起こさないよう細心の注意をはらいながら、業務にあたるつもりです。
投稿者 tsukada : 2005年10月14日 22:57
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