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2005年12月29日

仕事納め、そして・・

 今日は当院にとって仕事納めの日です。明日からは年末年始のお休み。年の区切りを迎えることになります。

 そして今日、このHPの閲覧が30万件に達しました。なんだかちょうどタイミングが一致していて、嬉しくなりました。HPも大きな区切りになったようです。

 カウンターの数字を見ていると、とても多くの方にご覧いただいていることを実感します。まだまだ不出来なHPですが、いつも暖かく見守っていただいていることに深く感謝したします。

 これからも医院、そしてHPをどうぞよろしくお願いします。

投稿者 tsukada : 16:03 | コメント (2) | トラックバック

2005年12月28日

明日で仕事納め

 忙しい月でした。気候が厳しく、毎日「生きる」ことで精一杯・・というのは言い過ぎですが、でも、大変なことになっていることは確かです。

 明日は当院の仕事納め。そのあとは年末年始と続きます。まだ何も準備ができていないというのが実際です。こんなことでは、年越しができそうにありません。

 家や医院の周囲は高い雪山ができています。1メートルはあるでしょう。近くの山場では3メートルほどもあるとか。あれよあれよという間に、もうすっかり真冬になってしまいました。もうこれ以上の雪はけっこう。今からもう春の来るのが待ち遠しいです。

 医院では今日の午後、職員総出で大掃除をしました。一年の垢を落とし、新年を迎える準備をしたところです。もっとも私は他の仕事があり、手を汚す(?)ことはしませんでしたが。(大掃除というと家からいなくなる親父のようですね)

 年内最後の外来のために、今日は早めに休むとすることにしますね。では、お休みなさい。

PS HPへのアクセスがもうすぐ30万ヒットに到達しそうです。もしやして明日の仕事納めと一緒になるかもしれません。

投稿者 tsukada : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月27日

吹雪の事故

 大寒波の中、また大きな事故がおきてしまいました。一昨日の、奥羽本線での列車転覆事故です。突風が列車を持ち上げ、脱線させてしまったようです。

 犠牲になられた方には山形県と新潟県の方が多かったようです。またもや新潟県にかかわる大事故がおきてしまいました。

 私も以前に住んでいた場所は、新潟県の北の方です。奥羽本線を利用することもあり、「いなほ」という名前にも親しみを感じます。何だか人ごとではないような事故でした。

 確かにこの地方の北風は怖いほど強く吹きます。冬が積もったあとの強風は、積もっている雪を吹き飛ばします。地面近くを猛烈な地吹雪に吹き荒れ、目の前が見えなくなってしまいます。一冬に何度かは、外出も困難になるほどの悪天候が襲ってきます。

 自動車の運転も、視界がほとんど効かなくなり、危険です。ちょうど人の背丈くらいまでがそんな状態になりますが、それ以上の高さになるとまた見えるようになるようです。そのためにトラックはあまりスピードを落とすことなく走ってくるので、乗用車や歩行者にとっては最悪の状況です。

 病院に勤務していましたが、冬には吹雪のために夜の会合が中止になることも、たびたびでした。もし出かけていっても、家に帰れる手だてがないからです。

 当時の事故を思い出しました。病院の職員が、帰宅途中に地吹雪の中で交通事故にあい、亡くなりました。食事に寄った飲食店では、女将さんから「気をつけて帰って」と、マフラーを頭からすっぽりとかぶせてもらったのだそうです。歩いて国道を渡ってるとき、その悲劇がおきました。凍りかけた路面に、強風で足をとられたのか、動けなくなったところにトラックがつっこんできたようです。即死でした。

 奥さんも病院の職員で、看護婦さん。同僚です。お子さんは私が主治医をしていました。事故のことを知った奥さんの驚きと嘆きは、言葉では言い尽くせないものがありました。いたましい事故でした。

 今回の列車事故では、もしかしたら幼い子がお母さんと一緒に巻き込まれているかもしれないと報じられたいます。まだ救助活動が続けられていますが、だれも残されてはいないことを望みたいと思います。

投稿者 tsukada : 23:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月26日

非常電源

 知人の内科医より、当院の非常電源について詳しく教えてほしいとの連絡がありました。参考になればと思い、その先生にあてたメールの一部を紹介します。
   *    *    *
 ○○先生へ 本当にすごい大雪になっていますね。先日の新潟大停電も、いつ我が身にふりかかってこないとも限りません。ぜひとも十分な備えを。

 ということで非常電源(自家発電)の器械ですが・・ 1台は中型のディーゼルエンジンで、室外に固定してあります。出力は40数アンペアで、確か50万円ほどでした。もう1台はガソリンエンジンの簡単なもので、10アンペア程度だったと思います。(量販店で数万円のもの)

 いずれも交流100Vですが、電力会社から供給されているものより質は悪いです。周波数は大丈夫だと思いますが、電圧は安定せず、他の器械の使用によってもそうとう変動します。蛍光灯や単純な熱源としては問題がありませんが、電子機器など、安定した「質の良い電気」が必要な機器には向きません。コンピューターにはきっと無停電電源装置を使っていると思いますが、それを通しての電力供給であれば大丈夫です。エコーなどの医療器械への供給は無理だと思います。

 非常電源を、施設全体へ通常と同じように電力供給するような設備を作れば、普通に診療ができますが、コストがかかりすぎるでしょう。一般診療所には、そこまではいらないと思います。簡易な電源装置であれば、使う電気が制限されますが、それでもある程度はできると思います。というより、ゼロよりも多少でもこういった非常電力があった方がぜったいにいいです。

 問題になるのはメンテナンスです。日常的に動かしていないと、いざというときに役立ちません。当院では毎週1回、職員が一定の時間動かすことになっています。それによって機器の点検、バッテリーへの充電ができます。数年に1回は、オイルとバッテリーの交換もして下さい。ガソリン、軽油など、必要な燃料の確保も。(次第に劣化しますので、時々自動車などで使って、新しい物を買いおいて下さい)

PS 小型の発電機を家庭用として持っているのもいいかもしれません。レジャー用に数万円で売っていますので、けっこう重宝します。キャンプ用品と思ってそろえてみてはいかがでしょう。

投稿者 tsukada : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月25日

「想定外」の大停電

 先週は大きな寒波が日本を襲いました。当地もその例外ではなく、家の周りにも1メートル近くの積雪があります。TV映像でご覧になっておられるでしょうが、山間部ではすでに屋根の雪下ろしもしています。いったいこれからどうなるのでしょう。

 気象庁は「暖冬」との予測を撤回し、「厳冬」になると訂正をしたとか。今シーズンが大雪だということは火を見るより明らか(雪で寒いのだから、このたとえはヘン?)。誰もがもう分かっていること。何を今になって、という気持ちもしてきます。対極への変更、それも「後出しジャンケン」のように結果が分かってから。それって、本当にプロの仕事?

 先週の木曜日(22日)は、新潟県内で大停電がありました。県庁のある新潟市を中心に、半日以上、中には丸一日もの間、電気が通じませんでした。当院のある上越市は新潟市から150キロほど離れていて、幸い停電の被害はありませんでしたが、でももしかしたら当地でも起きていたかもと思うと、ゾッとします。

 この日は発達した低気圧のために、風速30メートル以上(秒速での表示ですが、これを時速に直すと108キロ以上!)もの強烈な風が、日本海から陸上に向かって吹いていました。それによって高圧送電線どうしが触れあったり、絶縁部分である碍子(がいし)が塩分を含んだ氷で覆われるなどして、ショートしてしまったようです。それも同時多発的に起きてしまい、迂回路の送電もすべてダウン。その復旧作業も、碍子に着いた氷塊を取り除く作業が強風のためなかなかできず、停電時間を長くしてしまったとのことです。

 今回の停電事故は、その規模、時間などからして異例のことでしょう。電力会社も「想定外のこと」だと言っているようです。でも、気象条件が悪ければ、また起こりうること。そして、どこで起きても不思議ではありません。同じ新潟県内の当地は、当日の天候が新潟市周辺よりも多少穏やかだったということなのでしょう、停電にならなかったのはラッキーだっというだけのことです。

 もしかしたら、あの日、首都圏でも大停電が起きていたかもしれません。新潟県には大きな原子力発電所があり、首都圏に大量の電気を送っています。場所はここ上越市より少し北の方、新潟市より柏崎市近辺です。新潟市周辺を襲った悪魔のような気象条件が、もう100キロほど南下していたら、首都の機能が半日以上も麻痺に陥るという事態も、あったかもしれないのです。

 今回のような停電を起こさないような対策は、やはり不十分だったということでしょう。「想定外のこと」などと言って逃げてほしくありません。強風でも電線どうしが接触しないように、より十分な距離をおく、接触してもショートしないように絶縁体で覆うなど、すぐに実施してほしいです。鉄塔との間の絶縁体である碍子が、その表面に氷が着くことで用をなさなくなるのであれば、碍子にヒーターをまくか、ヒーター内蔵の碍子を作ればいい。そのための熱源は自前の電気をお使い下さい。売るほどあるのですから・・

 今回の停電事故への対応で問題になったのは、県庁、新潟市役所など、こういった危機状態の時にこそ重要な働きをするべき場所の非常電源装置が役に立たなかったことです。情けないことです。1年前に中越地震という大災害を経験している自治体でも、こんな程度です。日本中で、本当に危機管理のできる部署がどれくらいあるか、本当に心配になります。

 病院も停電には弱かったです。ニュースには、真っ暗になった待合室で、診療も中止になり、帰ることもできない患者さんの様子が映し出されていました。診療所は、ほとんどのところで休診にしたようです。こういった非常時こそ、何かあれば必ず受け入れてもらえる医療機関の存在が、地域の人々の安全と安心のために絶対に必要です。そういった機能がどれくらい果たせたのか、これからきちんと検討していってほしい課題だと思います。

 当院は今回の停電事故には見舞われませんでした。メールもいただいておりましたが、ご心配いただきありがとうございました。でも、これを「他山の石」として、当院でも危機管理体制をもう一度見直しておきたいと考えています。

 万一の事態の対応として・・非常電源用発電機2機(約50A)、それに直結した電灯が約20か所、コンセント約5か所。これによりある程度の明かりと、診療、会計、薬局、保育室などの一定の機能は維持できるようにしてあります。非常用の飲料水約200リットル。水洗トイレは地下水を非常電源を使ってくみ上げて使用できるように設備されています。院内薬局なので、そうとうの薬の備蓄はあります。

 問題は暖房です。エアコン、全館暖房は停電時には使えないので、灯油を使う形の暖房機が必要です(数台は今でもあるのですが)。これまでは小さい子どもがいるためにやけどの心配があり、使用すべきかどうか悩んでいましたが、このような厳寒時の停電も「想定内」とするためには、やはり数多く用意しておくべきでしょう。ということで、さっそく電気店に手配をしたところです。

 これらの非常用の設備などが使用されないことが一番いいわけですが、でも、万一の事態に備えることは重要なこと。こんご何が起きるか分かりません。どんなことが起きても、それが「想定外のことだった」などという言い訳だけは、したくないと思っています。

投稿者 tsukada : 21:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月21日

明日から大雪

 ここ二日間は寒気が弱まり、落ち着いたお天気になりました。と言っても周りは雪だらけ。もう真冬のような風景です。明日からはまた大きな寒波が襲ってくるとのこと。さらに大雪になってしまうのですね。雪の中での年越しになりそうです。

 最近では異常な大雪ですが、私が育ったこと・・40年くらい前には年内でのそうとう雪が降っていたように記憶しています。クリスマスは「ホワイト・クリスマス」が当たり前でしたし、大晦日までに一度は雪下ろしをしていたこともありました。それに比べれば、最近ずっと少雪だというほうがヘンなのかもしれません。

 お正月の歌がありますね。「♪お正月には凧あげて、独楽(こま)を回して遊びましょ」・・小さい頃は、これは日本の歌ではないと思っていました。たくさん降り積もった雪の中で、どうして凧や独楽で遊べるというのでしょう。きっと異国の様子なのだと。小学校低学年くらいまでは、テレビもなく、雪のないお正月などありえないと本当に信じていました。

 だんだん大きくなると、日本の中でも天候の良い地方があるということも分かるようになりました。確か中学2年の時だと思いますが、雪の全くないお正月を迎え、友達の家に自転車をこいで行ったことを、今でも覚えています。こんな“乾いたお正月”があるんだと、実感した初体験でした。

 明日は飛び石連休の前日。ということは、きっと外来も混雑しそうです。大雪になってきそうですので、運転に気をつけていらっしゃって下さい。

投稿者 tsukada : 22:12 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月19日

「非国民」

 今日も日本中が大雪。今週いっぱいはこの悪天候が続くとのこと。週末は確実に「ホワイト・クリスマス」になるでしょうね。ひらひらと粉雪が舞うようならかわいいのですが、どそんと降り積もった雪に囲まれてでは、クリスマスの雰囲気はだいなしかも。それまでには寒気が落ち着くといいですね。

 先日、「非国民」の文字がニュースに出てきました。どうしても見逃すことができない問題があるので、とりあげることにします。

 このニュースというのは、ある中学の歴史の授業でのできごと。教師が戦時中の「召集令状(赤紙)」を生徒に配り、戦争に行くかどうかを答えさせ、「行かない」とした生徒に「非国民」と書いて返したというものです。

 学校も教育委員会も、生徒が心の傷を負ったとしたらケアするとは言っていますが、授業として問題はないとしています。ほんとうにそうでしょうか。授業そのものが大きな問題を持っていることを、指摘したいと思います。

 戦時中は「赤紙」一枚で兵隊として召集されていきました。それは事実です。しかし、太平洋戦争は基本的には日本がおこした侵略戦争です。その犠牲になったのは、戦争をしかけられた外国の兵士と市民であり、日本人の一部の支配者を除いた兵士と市民です。

 多くの兵士は、国のためという大義名分のために徴収され、戦争の最前線にかり出されていきました。そして、多くの大切な命を失う結果になりました。戦争の悲惨さを物語る一面です。

 でも、ひとたび兵士として前線にたてば、人を殺し、物を破壊することだけが彼らの役割になります。そこでは「命を大切にしたい」などという思いが尊重されることはありません。相手を殺し、自分も殺される状況の中に追いやられています。ここに戦争のもつ理不尽さがあります。

 この先生は、戦争に徴収された若者たちのことを思ってはいたのかもしれません。しかし、彼らが兵士として戦争でどんな役割を担うことになったのか、ということには、思いは至っていなかったでしょう。日本兵によって殺された外国の人たちがたくさんいたという事実を、忘れています。

 歴史の中でぜひ考えてほしいのは、戦争のもつ意味合いと、何が行われていたのかという事実です。それを見ずして、その中で命を落としていった日本の若者だけを問題にするのは、間違った方向に向かってしなうのではないかと思うのです。

 1945年(昭和20年)、日本が敗戦するという形でようやく狂気の戦争は終わりました。その後の日本は、自ら戦争することはせず、戦争で人を殺すことも、殺されることもなく、今まで60年間を過ごしてきました。それは歴史の事実です。そして、それができたのは敗戦後に作られた日本国憲法の存在があったからです。

 憲法9条には、日本は紛争解決の手段として戦争することは永久に放棄すると書かれています。不戦の誓いです。

 今の憲法に対する批判もあるでしょう。戦後、日本を支配していた主にアメリカによって強制された憲法だとか、時代にあわないとか。憲法修正の議論が高まっていることも承知しています。でも、今の日本の憲法は、これです。

 日本のあらゆる法律は憲法の理念にそって作られています。国民の公僕である公務員も、憲法を守ることが職務上の義務です。その憲法に、戦争はしないと書いてあります。つまり、学校の先生方は「戦争をしない、戦争には行かない、行かせない」といった原則が、その授業の根底にはなければなりません。

 今回の“事件”に戻って考えてみます。社会科教師は生徒たちに「召集令状が来たら戦争に行くか、行かないか」を問うています。憲法の規定にそえば、「それでも戦争には行かない」「戦争をやめさせる」といった答えになるのは、当然のことなのです。

 さらに、この教師は戦争に行かないと答えた生徒に「非国民」と非難したということです。当時のことを考えれば、もし「非国民」とされれば、「治安維持法」違反として、特高警察などから摘発されたことでしょう。拷問を含む、きわめて厳しい追及があったに違いありません。あるいは、市民の中でも迫害に近い状態におかれたかもしれません。「戦争に行かない」「人を殺したくない」「自分も殺されたくない」「家族を大切にしたい」・・そんな思いがあっても、それを実行するのは、命をかけるほどのことだったはずです。

 戦争で多くの若い命が失われたことを忘れてはいけません。でも、同時にあの非常時で「戦争には行かない」と意思表示をし、殺されていった人たちがいたことには、思い至ることはできないのでしょうか。それでも「非国民」とレッテルを貼って非難することができるのでしょうか。

 日本人は、ともすれば集団行動をしがちです。みんながそうしているから自分もそうする。自分の意見を表明すると「浮いて」しまうので、控えめにする・・。謙遜かもしれませんが、度が過ぎています。それを時の権力者が利用すれば、簡単に日本人全体が一色に染まっていまいます。あの太平洋戦争は、そんな中でおきたのではないでしょうか。

 そうだとすれば、戦争に非協力な人を「非国民」とレッテル張りすることで、日本人を特定の考え方しかできないようにマインド・コントロールしていったとも考えられます。すべての国民を、戦争に積極的に協力し、招集されたら喜んで戦場に飛び出していくという考えに従わせる、精神的な道具になっていたといえます。

 そんな意味合いをもつ「非国民」という言葉を、戦争に行かないという勇気ある意思表示をした生徒に投げつけるのは、恐ろしい暴力です。そんなことが、公教育の中で行われていいのでしょうか。

 今回の問題は、とても根の深いものがあります。一人一人の生徒を大切にする・・そこに教育の原点があります。違う意見があるときに、それを「みんなとは違うからダメ」といって排除することは、もうやめて下さい。逆に、どんな意見をもっているのか、それはなぜなのか・・ 生徒たちの考えを丁寧に引き出し、みんなで議論を深めていく教育になっていってほしいです。

投稿者 tsukada : 18:03 | コメント (2) | トラックバック

2005年12月18日

12月でなくても大雪

 日本中で大雪になっています。当地のような雪国でも大変な状態なのですから、ふだん雪の降らない地域では災害といってもいいほどなのではないでしょうか。

 ニュースでは「12月としては記録的な大雪」と言っています。でも、こんなに降ってくると、「12月としては」という形容詞はもう不要でしょう。真冬そのものです。それもここしばらく暖冬少雪に慣れた身には、こたえます。

 今日も家の周りの除雪をしました。いつもしたことのないことをいっぱいしているので、疲れます。今週はずっとこんなお天気が続くとか。

 寒くて、つらくて、長い一週間の始まりです。サンタクロースさんは、この大雪の中をやってきてくれるでしょうか。子どもたちが心配しているかもしれませんね。

投稿者 tsukada : 23:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月17日

寒波の次には・・?

 今夜からまた大きな寒波が襲ってくるようです。12月としては記録的な大雪ですが、もっと積もってしまいそう。いったいどうしたのでしょう。風邪なども多くなっています。暖かくして週末をお過ごし下さい。

 先日いらっしゃった患者さんのお母さんの話です。スキー場の近くでホテルをされています。ここ数年、暖冬が続き、スキー客が少なくなり、経営が大変だったそうです。今年は12月中旬にたっぷりと雪が降ったので、準備万端。良いお正月を迎えられそうだと喜んでおられました。雪は迷惑なものと考えがちですが、必要なところには必要なだけ降ってくれないといけないのですね。

 でも今夜から予想されている大雪はどうなんでしょう。あんまり降りすぎると道路が通らなくなったり、鉄道も止まったりします。その結果スキー客は少なくなってしまいます。豪雪にもなると、地域の人たちの生活も脅かされ、仕事などしていられなくなります。そういった“異常事態”にならないことを祈っています。

 今日で土曜午後にもうけていたインフルエンザ予防接種の特設外来は終了しました。10月15日から始まって10週間。あしかけ3が月の長期戦でしたが、やっとその“使命”を果たしました。来週以降も通常の外来の中ではまだ実施はしていますが、それでも大きな山をやっと超えたというところです。

 あとは本物のインフルエンザを迎え打つだけ。現在のところ、各地で散発的な患者発生はありますが、大きな流行にはなっていないようです。当院でもまだ患者さんを確認はしていません。でも・・この大寒波の向こうにインフルエンザの大きな流行が潜んでいるような気配もあります。くれぐれも体調の管理に注意をしていて下さい。

投稿者 tsukada : 15:29 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月16日

“健康講話”

 先日、看護大学での講義をし、その後に学生さんから質問を多数いただきましたが、今日はそのことについて、ちょっと感じたこと。

 すでにこのブログの中にも書きましたが、私のスライドのミスを指摘したり、説明不足のところをついてきたりと、講義にしっかり参加したことがよく分かるものもありました。一方で、あれ?っていうもの、実はあるのです。

 それは「私は小さい頃から○○の病気ですが・・」といった言葉で始まる質問です。自分個人のことを、講義の中から疑問に思うことも、学問をすすめるきっかけとしては大切でしょう。でも、自分の個人的な健康問題だけを質問するのもどうなのでそう。私は一応講義に行ったのであって、健康講話をして来たつもりはありません(いや、その程度のレベルだったと言われれば、そうなのかもしれませんが)。

 香山リカさんという売れっ子の精神科医がいます。私の好きな方です。彼女の著作を最近読んだのですが、今大学で教えている彼女も似たような場面によく出くわすそうです。授業が終わってわずかの休憩時間に、自分の悩みや心配を聞いてほしいと駆け寄ってくる学生たち。次の授業のために移動や準備をしなければいけないし、何より、一人一人の悩み相談をするために授業をしているわけではない・・

 こんな話から単純に「今の学生たちは・・」などと話をするつもりはありません。いろんな学生たちがいますし、私が学生だったときにも、同じようなことをしていたかもしれません。でも、やっぱり寂しいですね。

 とはいっても、いただいた質問にはちゃんと全部答えましたよ。主任教授からは来週の講義のときに印刷物として配ると連絡がありました。みんなちゃんと読んでね!

投稿者 tsukada : 22:31 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月15日

もう真冬

 今週に入ってから続いていた降雪も、今日は一休み。青空ものぞく良いお天気になりました。気温もあがり、久しぶりに過ごしやすい一日を過ごすことができました。お日様のありがたさをひときわ感じます。

 12月というのにどうしてこんなに降るのでしょうか。平野部にある当地でも、大人の膝くらいまで積もっています。この雪は来年の春まで消えることはなさそうです。根雪になることでしょう。

 ここ十年ほどは暖冬少雪。お正月に雪がない年も珍しくはありませんでした。でも今年は大違い。もうすでに真冬並みの雪になっています。明日からはまた大きな寒気が入り込み、さらに大雪になるとか。大変なことになりそうです。

 気象庁は今年も暖冬との予報をだしていました。どうもこの「中長期予報」は確度が低いようです。でも、ここ数日の「短期予報」は、あたってほしくないですね。

投稿者 tsukada : 21:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月13日

宿題完成

 今週は真冬並みのお天気になっています。当地でもまだ12月中旬というのに大雪。今週は雪だるまが並んでいます。もしかしたら、このまま春まで雪と一緒の生活になるのかもしれません。今年の冬は、厳しそうです。

 先週、市内の看護大学で講義をしましたが、そのあとに寄せられた質問への答えを全部作り終えました。30項目くらいある質問のそれぞれに、分かりやすく答えを書いたつもりです。印刷物として配られるということですが、ちゃんと読んでね!

 質問の内容は、私が説明不足で分かりづらいところに対してが最も多かったです。中には、引用した表の中の間違えを指摘しているものもありました。大学の教壇に立つことが本業ではないとはいえ、準備不足もあり、反省しています。もし来年も同じような依頼がありようでしたら、もっと学生さんたちに分かりやすくするように心がけたいと思っています。

 でも、質問のレベルがいまいちだと感じるものもあります。それは「自分は子どもときに○○と言われたけど。どうですか?」と言った質問が少なくなかったという事実からきています。個人の経験は確かに大切ですが、でも「健康相談室」をしているつもりはありません。「保健室」でもないのです。自分のことを相談することが、求められていることに合致しないという認識は、必ずしもないのでしょうね。そんな学生さんがときどきいます。

 質問に対する答えを私は作りましたが、それが講義の一環であり、すべての学生に公開されるという事実だけをとらえても、自分だけの個人的質問をしてしまってはいけないんだとは、気づかいなんでしょうか。もちろん、それがより一般的に展開されるような質問であれば、何の問題もありません。その疑問から、授業や議論をより深めることができるわけですから、むしろ「良い質問」であるともいえます。

 でも、一部ではありますが、いただいた質問は個人的なもの。学生全体に広くしってもらいたいというような意味合いは、感じ取れません。それを直ちに悪いとは言えませんが、でも、学問を学ぶ者としてのレベルが高いとは言えません。残念ながら、そういったことです。

 自分を大切にしましょう!と、よくお話をしています。でも、それは「自己中心主義」とは違います。まして「自己愛」によって、他人の存在が見えてこなくなるような変質的思考を肯定しているわけでもありません。他の人を思いやりながら、自分自身の生き方、存在の仕方、考え方などをしっかりと見つめていってほしいと願っています。

 質問の内容も、それを聞くことによって、そして答えてもらうことによって、学生としての自分たちの知識や考え方にどのように影響を与えるか・・そんなとこまで深く考えながら、質問を作っていくことができれば、すごいこと。でも、そんなことができるような時代では、もうないのでしょうね。長い時間をかけて「熟成」するのを待つことは、大人である私たちができなくなってしまったのですから。

投稿者 tsukada : 22:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月12日

冬将軍フライング

 今朝起きたら一面の雪。はらはらと舞い降りてくる細かい雪が、きっと休むことなく降り積もったのでしょう。30センチ以上はありました。

 こんなに降るとは思わず、消雪ポンプのスイッチを急いでオンに。そして車庫や玄関前の除雪をしました。以前に紹介したことのある“ママドーザー”という除雪機(家庭用の小型ブルトーザー)も、さっそく出番を迎えました。

 出勤もいつもより早く支度をし、出かけました。やはり道路はゆっくり。完全に止まることは、この程度の降雪ではありませんが、でも、まだ慣れない雪道の運転は、みんな慎重になっているようです。

 自動車には長靴、軍手、小さなスコップを積み込みました。これでどんと降っても大丈夫。こんなに早く準備をしたのは、初めてかもしれません。

 朝の早くからバタバタとしていて、職場についたらもう眠気がさしていました。いやいや、大事な子どもたちが待っているのだと思いなおし、いつものように診療にのぞみました。

 外来をしながら、雪のことも話題になりました。とくに山の方から来られる方は、もうずいぶんと雪が積もっているとおっしゃっていました。スキー場の近くの方は、午前中に雪下ろしをしてきたとか。本格的なスキーシーズンも間近です。

 ここはやっぱり雪国だということを、しっかり思い出させてくれました。今週は雪のお天気が続くようです。もっと積もるようです。根雪になるのかな?

 今年は冬将軍が、もう日本にやってきてしまいました。いつもの年より早いんじゃない? もしかしてフライングしてない?

投稿者 tsukada : 23:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月11日

点灯

20051211.jpg

 静かに雪が降っています。こんな日は、きっとたくさん積もることでしょう。

 今年は自宅で“光のページェント”を楽しむことにしました(ちょっと小さいですが)。今日、玄関先に木に電飾をつけてみたのですが、ちょうど雪が降り始め、一足早いホワイト・クリスマスを迎えたようです。

 ここ一週間ほど雪道の登下校・通勤になりそうです。事故など、十分に気をつけて下さい。

投稿者 tsukada : 17:58 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月10日

火入れ

20051210.jpg

 この週末はお天気がくずれ、雪になるとのこと。今日の夕方からは雷や強い雨、そしてあられも降っています。そして夜更けからはきっと雪。来週いっぱいは、一足早い冬にとまどっていることでしょう。

 慌ただしく過ぎていった一週間でした。週末の夜になり、やっと落ち着いてきました。思い立って薪ストーブに火を入れてみました。この冬初めてのことです。

 久しぶりに薪の燃える様子を見て、懐かしい感触が戻ってきました。不思議なものです。その炎を眺めていると心が穏やかになるように感じます。何時間見ていても飽きません。ゆっくりとグラスを傾ければ、最高の贅沢です。

 のんびりした時間を、過ごしている院長でした。

投稿者 tsukada : 20:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月09日

宿題

 一昨日、看護大学の講義をしてきましたが、これでやっと肩の荷がおりたと思ったら・・先ほど、そうではないことが判明しました。まだ仕事が残っています。

 当日受講したのは2年生の約100名ですが、その学生さんたちから多くの質問が寄せられたのです。当日の講義内容もいろいろとありましたが、質問も多岐にわたっています。ざっと読んでみて、私の話の不確かなところを突いた“鋭い”ものもあり、冷や汗がでます。

 当院が行っている「病児保育」についてもの質問もあります。看護師さんの大半は女性であり、職業をもって生きているためには、こういった子育て支援が必要だという話もしましたので、関心が深くなったのかもしれません。「見学に行きたい!」なんて書かれると、嬉しくなってしまいます。いつでもどうぞ!!

 感染症の講義ではインフルエンザがもっとも興味があるようで、それに関する質問が多数あります。一番ホットな話題かもしれませんね。私がTVに出たよ、なんて話もしちゃったので、よけいかも。

 多くの質問が出されるということは、私の教え方がまずかったのかもしれませんが、逆に、講義を通していろんなことに興味を持ってもらったということにもなるでしょう。私の話やスライド、資料などが、学生さんたちに“良い刺激”を与えることができた・・なんて思ってもみたのですが、いかがでしょう。

 一つひとつの質問にはできるだけ丁寧にお答えしていこうと思っています。学生たちが「学ぶ」ためには、疑問を大いにもち、それが“なるほど!”と思ってもらえることが、一番良い動機付けになるからです。

 それに、私にとっても教えっぱなしではなく、講義の内容をより深く理解していただけるチャンスになります。いや、私自身が質問に答える中で、再度勉強し直すことになるでしょう。歳をとると、自分から学ぶことは少なくなりますので、こういった機会にもう一度本を読んだり、ネットで調べたりすることは、“生きた学問”になります。

 お答えできるのは来週以降になると思います。少し待っていて下さいね。

投稿者 tsukada : 22:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月08日

特殊任務終了!

 このところ“本業”から離れて慣れないことをしています。先週のTVの取材(放送は今週月曜)もそうですし、昨日の看護大学の講義もそうです。いつの子どもたちやそのお母さん方にかわって、放送局のプロデューサーとTVカメラ、若い看護学生とマイクを相手ですから、勝手が違います。

 淡々とやっているつもりですが(そう見えませんでした?)、やっぱりその場は緊張しています。終わると疲れがどっと押し寄せてきます。慣れないことはしないことですね・・と言いながら、頼まれるとまたホイホイと出かけたりしてしまうのですが。

 今日からまた普通の小児科医に戻りました。外来は忙しいですが、気持ちはぐんとラクです。やっぱり聴診器をもって、子どもたちと一緒にいるのが私には一番似合っていますね(*^_^*)

 各地からインフルエンザ患者発生の報告が届くようになりました。まだ散発的な発生ですが、もうすぐそこまでインフルエンザの流行がやってきていそうなイヤな予感もあります。

 今週は当地でも降雪が予想されています。寒さが一段と厳しくなることでしょう。健康管理に十分気をつけていて下さい。

投稿者 tsukada : 20:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月06日

服が違う!?

 昨日の放送を見て下さった方は、けっこういらっしゃるんですね。今日の外来中にも、何人かの方から「見ましたよ!」と声をかけられました。メールでも、見たよ!という連絡をいただきました。遠くの方からのものもあり、やっぱり全国ネットだったんだね、と実感しました(当たり前ですが)。

 でも見逃した方もおられるようです。差し出がましいかもしれませんが、録画しましたので、DVDにしてお送りできます。著作権のこともひっかからなくはないのですが、個人的な視聴ということで許容範囲にしてもらいましょう。(私宛に用件を書いてメールして下さい。もちろん無料でお送りします。)

 中には「いつもの服とは違うようだが・・」という鋭い(?)メールもありました。そうなんです。いつものキャラクター付きのTシャツやトレーナーはNGだったんです。

 取材は先週水曜の正午過ぎから。午前の外来が終わってそのまま取材に臨んだのですが、局の方が開口一番「着替えてきて」。ミッキーマウスが大きく書かれているトレーナーのままでは、著作権にひっかかるのだそうです。私は医院にはそういった服ばっかりなので、ちょっとあわてました。探し当てたのが、あのとき着ていたシャツです。

 ということで、いつもの私の雰囲気が違って見えたことでしょう。もっとも、東京から取材だということでパニくっていたので、見ておられる方にはよけい「いつもの院長」らしく映らなかったかも。(あんなにまじめに話をする私も、なかなか見れないことでしょうね)

 明日は市内にある県立看護大学で講義をしてきます。2年生を対象に「臨床小児科学」の中で、「感染症・予防接種」と「呼吸器疾患」の2こまです(1こまが90分なので、午後から夕方まで3時間話続けてくることになります)。毎年頼まれているので、スライドなどの資料はこれまでかなり作ってあり、それを利用。準備もそれほど手間取らずに終わりました。明日はどうなることでしょう。若い看護師さんの卵たちに向かって、しっかりと、でも楽しく講義をしてこれたらな、と思っています。

投稿者 tsukada : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月05日

やっとTVに登場

 先週来お騒がせしておりましたが、今日のTVにお目見えしました。テレビ朝日「報道ステーション」の中で、「タミフルの備蓄は大丈夫?」という特集が組まれましたが、その中です。

 タミフルは従来のインフルエンザへの治療薬として最も効果があり、最も使われている薬です(小児に使える薬はこれのみ)。そして新型インフルエンザが発生したとき、それに対して“特効薬”となると言われているのが、やはりこのタミフルです。

 日本の厚生労働省は新型インフルエンザ対策としてタミフルの備蓄を始めると決めましたが、そのことが新しい問題を起こしています。(備蓄そのものがちゃんとできるかどうかも問題ですが。)それは、通常の流通の中から新型インフルエンザ用に備蓄しようとしているため、従来のインフルエンザの治療にまわる分が少なくなってしまうという問題です。

 すでにメーカーは出荷規制をしているため、医療機関のもとにはタミフルが届かないという状況がすでにおきています。当院でも、昨シーズンは約4,000人近くのインフルエンザ患者さんをタミフルで治療しましたが、現在手元に入ってきているのは1,000人ちょっとだけ。これから本格的なインフルエンザ流行シーズンだというのに、これでは新型どころか、旧型(?)インフルエンザへの対応すらきちんとできないかもしれない・・そんな不安が医療の現場で出ています。

 私への取材はそんな内容だったのですが・・ ご覧になった方もおられると思いますが、いかがだったでしょう。ちゃんと話が伝わっていましたか?

 「出る、出る」といいながら、なかなか出なかったTVですが、今日の放送でやっと肩の荷がおりました。オオカミ少年にならずにすみましたよ。

投稿者 tsukada : 23:04 | コメント (3) | トラックバック

2005年12月03日

初雪

 昨夜からの雨が、今朝は雪に変わっていたようです。道は濡れているだけですが、庭の端などに白く積もっていました。通勤の時も、山の方から来る自動車の上には10センチほどの雪がありました。山間はもう真っ白になっているのでしょうね。

 実は自動車のタイヤをまだ替えていません。もしかして雪が積もっていたらどうしよう・・と思っていましたが、朝起きて一安心。でも、早く替えなくてはいけませんね。雪が降り始めてからあわてるのは、もう毎年のことです。

 今年の初雪は、平年より少し遅いようです。でもこれからいよいよ冬本番。インフルエンザの発生も、他の医療機関や地域からは伝え聞くようになりました。流行ももうすぐそこまでやってきているようです。ご用心を。

 明日は消雪パイプをつけたりして、雪の準備をすることにしましょう。ご自慢の薪ストーブも、今年はまだ使っていません。明日はお掃除がてら火を入れてみようかとも思います。

 もっとも、来週の水曜には県立看護大学での講義があり、その準備のまだ終わっていません。こっちの方も、やっぱり“泥縄”でした。

投稿者 tsukada : 22:06 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月02日

団体ご一行様

 今日はお隣の長野県からお客様20名ほどがバスを仕立ててやってこられました。千曲市教育委員会の「男女共同参画社会」関係の方々で、当院のわたぼうし病児保育室の視察がその目的です。

 私はちょうど予防接種の時間帯で応対できなかったので、職員からいろいろと説明をさせましたが、ずいぶんと興味をもって聞いていただいたようです。説明の最後に少しだけ時間をとって顔を出しましたが、参加された方から「(私が)長野に生まれてくれれば良かったのに」などという、嬉しいお話をいただきました。

 公的な補助もいただけず、全くの私的な施設ですが、保育の内容や子育て支援(=働く母親支援)としての充実度では自負できるものがあります。少しずつですが、私たちの思いが広がってきているんだなと、実感できました。

 各地から注目されるようになってきた「わたぼうし病児保育室」ですが、これに満足することなく、さらに良いものを追求していきたいと思っています。ご意見などございましたら、お寄せいただければ幸いです。

 先日来延期されている例のTV放送ですが、来週月曜に再度、新型インフルエンザやタミフルについて取り上げ、その中で流したいという連絡をいただきました。でも、当日にならないと分かりませんね。今日も栃木県で女児殺害事件がありましたし、偽造設計の事件も底なし沼の様相を呈してきました。月曜が多少穏やかな日でしたら、放送があるかもしれません。その節はどうぞよろしく。

投稿者 tsukada : 22:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月01日

もうTVは中止でしょう

 今日から12月。「師走」の名のとおり、走り回らないといけないくらい忙しい日が続きそうです。冬の準備、年賀状、お歳暮、忘年会、学期末、クリスマス、年末、そして新年・・ あっという間に過ぎていきそうです。これからの中にはきっと来年に持ち越す仕事もでるでしょう。最後は“あきらめ”と“割り切り”が肝心と心得ています。あんまりがんばりすぎないよう、ほどほどに過ごしていて下さい。

 ところで今日もまた放送はされませんでした。今日も大きな事件報道がありましたので、それも仕方ないのでしょうね。私への取材は、タミフルの確保についてという地味なものですから、大きなニュースになるわけではありません。

 昨日は新型インフルエンザをめぐっての国と都道府県との会議があったので、その話題をふくらます形でインタビュー部分を放送しようということだったようです。そうであれば、翌日以降は旬を過ぎたようなもの。腐りはしないでしょうが、生鮮さにかけますし、放送する価値は急激に低下していくものですね。

 わざわざ3人ものスタッフが遠く一日がかりでやってこられたのに、本当にご苦労さまでした。

 今日の段階でないということは、もう放送はないと思います。オオカミ少年にならないうちに、この話題は終わりということにします。お付き合いいただいた方、ありがとうございました。

投稿者 tsukada : 23:24 | コメント (0) | トラックバック