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2006年02月12日

平和の祭典

 トリノ・オリンピックがいよいよ開幕しました。まだ日本人の活躍は少ないですが、でもテレビに見入る時間が多くなりました。

 直前まで工事が間に合わないのではないかとハラハラしていましたが、そんな心配をしていたのは日本人だけ(?)。当のイタリア人は気にしていなかったようですね。実際、ちゃんと間に合ったようです。このあたり、民族の習性の差が現れているのでしょうね。

 ギリシア・オリンピックでのこと。水泳競技場の工事が遅れて完成しないことが分かった時点で、屋根をなくして「屋外プール」に設計変更しました。日本人にとっては、“事件”です。工事関係者(社)は責任を問われるでしょうし、もしかしたら自殺者が出てしまってもおかしくない状況です。

 トリノ・オリンピックの様子をみていても、楽天的で前向き思考の人たちとの違いを感じます。日本人の「生真面目さ」は良い面もありますが、悪い面でもあります。「真面目さ」は良いとしても、バカがつくほどは困りもの。何事にももっとおおらかに受け止められるようになることが、これからは必要ですね。

 開会式の様子も、感動的でした。今、世界中では戦争・戦闘・紛争がいたるところで行われています。民族のちがい、国のちがい、宗教のちがい、思想のちがい・・それらが争いによって解決しようとし、多くの人たちの命が失われ、子どもたちの幸せが奪われています。そんな「危機的状況」を意識しているのでしょう、「平和」を大きなテーマとしてとらえていることが明確な意志として伝わってきました。

 オノ・ヨウコさんが平和へのメッセージを伝え、ジョン・レノンの「イマジン」が歌われることなど、想像だにできませんでした。驚きであり、でも嬉しかったです。世界に向けて、オリンピックの意味を、平和であることの意味を問いかけたのだと思います。そんな大会は、これまでになかったのではないでしょうか。

 日本勢の活躍はまだですが、でもテレビ観戦が楽しみです。やっぱり寝不足ぎみです・・上村愛子のモーグルも、生テレビで見てしまいました(^^)

投稿者 tsukada : 2006年02月12日 23:29

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