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2006年05月31日

地域唯一の小児科に

 今日で5月が終わり、明日から新しい月が始まります。月末月初は何かと忙しいもの。今月もバタバタしながら晦日を迎えています。

 春が過ぎ去り、もうすぐ夏になろうとしています。すでに日によっては夏日になることもあり、半袖で出歩く人たちも多く見かけるようになりました。外来でも汗疹の子どもたちが増え、夏かぜウイルスによる感染症も見かけるようになっています。季節は確実に前に進んでいるんですね。

 ここ2か月ほどは、当院はとても忙しく過ごしました。一般の患者さんの数が春としてはとても多かったのですが、これが流行する病気によるたまたまの影響なのか、それとも近隣の病院の移転などのために他の小児科が少なくなった影響なのか、はかりかねています(おそらく両方が関係しているでしょうが)。別な病院も、今日をもって小児科の看板を下ろすことになったことは、小児科医不足の象徴的な出来事ともいえるかもしれません。明日からは当院は、上越市の直江津地区での唯一の小児科です。

 当院に併設しているわたぼうし病児保育室も、とても多くの利用者でにぎわっています。今月は過去最高の利用数となりました。来月は開設から5周年を迎えますが、年々利用者が増え、この地域でとても頼りにされていることを、日々感じています。自分で言うのも何ですが、地域の子育て支援のためになくてはならない施設になってきたように思っています。

 6月に入っても、外来や保育室の状況はすぐには変わらないでしょう。夏場は小児科にとっては“閑散期”などと言われていますが、力を抜くことなく、精一杯子どもたちと親御さん、そして地域のために仕事を続けていこうと思っています。

投稿者 tsukada : 2006年05月31日 23:07