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2006年07月05日

ミサイル

 長い一日になりました。サッカーWカップの準決勝戦を見ようと朝早く起きたのがその始まり。といって最初から見るのは“無謀”。後半の途中から見たのですが、均衡した良い試合ぶりに興奮し、延長戦の最後2分での決勝打をしっかりこの目で見ることができました。

テレビを通してですが、地球の向こう側での試合をリアルタイムに見ているのだと思うと、なかなかすごいことですよね。あのシュートを世界で一番早く見たのですから(ただ「一番」が会場に数万人、世界中のテレビの前に何百万人、いや何千万人いるというのも事実ですが)。

 その中継を移しているテレビの外枠に、北朝鮮のミサイル発射の速報が同時に流れていました。すでに何発か発射されていて、別のチャンネルではニュースを特別編成で伝え始めていました。そしてこのニュースは一日中続いていました。

 北朝鮮がミサイルを発射するだろうという報道は以前からあり、それ自体にはビックリする要素はさほどありませんでした。直接日本を狙ったわけでもないようですし。その意図はよく分かりませんが、日本やアメリカを挑発していることは明らかです。花火でも上げているかのように、夕方までに7発を発射したのも、それだけせっぱ詰まった状況なのでしょう。

 特にアメリカが行った経済封鎖が、北朝鮮の中枢部の体制にボディーブローのような効果を確実に与えているようです。正面からアメリカや世界に向かうのではなく、ミサイルを相手国に向けて発射してみて、その様子を探るなど、いかにも「ならず者国家」らしいやり方です。

 北朝鮮のミサイル攻撃があったとしても、その被害は限定的です。いたずらに怖がることなく、冷静に対処して、世界中が北朝鮮をきちんと避難し、誰もどの国も北朝鮮の主義主張にくみしないということをはっきりさせていく必要があります。それが問題解決の唯一の道です。

 それにしても困った国家、困った指導者がいるものです。残念ながら、それが今の世界なんですね。サッカーを見てのんびりとしてばかりはいられません。

投稿者 tsukada : 2006年07月05日 23:41