2006年07月13日
看護大学生実習中
先週から看護大学の学生さんたち3人が、当院に実習に来ておられました。小児看護学のカリキュラムの中で、子どもたちやその親御さんからいろいろと学びたいということでした。
学生さんたちはそれぞれに実習の目標や課題を持っています。小児科外来での診療を通して、子どもたちの病気やその看護についていろいろと勉強してもらえたようです。それぞれのテーマにそって、親御さんにアンケート調査や聞き取りを行ってもいました。
「病児保育室」が併設されているのが当院の特徴でもあります。保育士という職種がいますので、普通の小児看護を学ぶのとは質的に違っていることでしょう。親御さんから直接お話をお聞きして、子育て支援がとても大切なことだと気づいてくれたのではないかと思っています。
私が医学生だったのは、もう30年ほども前になります。時代は変わってきましたが、医学や医療を学ぼうという態度は同じだと思います。大学の講堂で学ぶことも大切ですが、医療の現場に出かけていって、直接見聞きする中で“体で”学ぶこともまた大切だとも思っていました。そのため、あちこちの病院や保健所に出かけていったものです。
若気の至りということなのでしょう、突然におじゃまして、そのまま1週間泊まり込んだこともありました。ずいぶんと諸先輩方に失礼なことをしていたものです。でも、そんな若者を温かく迎えてくれたからこそ、今の私があるんだな・・なんて思うと、一応先輩として、これからも若い医療従事者の卵たちにも精一杯のエールを送りたいと思っています。
3人の看護大学生さんたちにちゃんと成果のある実習をさせてあげられたか、少々心配ではありますが、ここでの経験が看護師としての仕事に少しでも役に立ってくれることを期待しています。
投稿者 tsukada : 2006年07月13日 17:41