2006年08月17日
水道水が一番安全
当院の夏休みが終わり、今日からまた診療を再開しています。休み明けということで、さっそく多くの子どもたちが訪れました。風邪などの他に、あせも(汗疹)やとびひ(伝染性膿痂疹)といった夏らしい病気もたくさん見かけました。やっぱり猛暑の影響はあるようですね。
今日は気温がさらに上昇。上越市では最高気温37.4度にもなったとか。新潟県内のあるとこでは38度以上を記録しています。人間の体温を超えているわけですから、尋常ではありません。台風の影響で、南風が吹き降りてきてフェーン現象を起こしたということです。
と思っていたら、夕方、急に外が暗くなり、雷とともに大雨になりました。停電しそうなくらいのお天気だったので、ちょっと心配しましたが、1時間ほどでおさまったようです。庭の草木に水やりをする手間が省けたので、私にとっては「恵みの雨」でした(^_^)
ある患者さんから、待合室で水を飲めるようにしてほしいという要望がありました。結論としては、薬の服用で必要であれば水道水を使っていただくのが最も衛生上も良いことですし、無用な事故をおこさずにすみます。そんな内容のお返事なりましたが、その一部をご紹介いたします。
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Fさまへ。いつも温かく見守っていただき、嬉しいです。今回はまたご意見をいただき、ありがとうございました。
薬を服用するための飲料水を用意してほしいということですが・・。子どもは外来受診後ただちに薬を服用するケースはさほどないように思っています。自宅に帰って、落ち着いてから、そして食事をしてから服用することが多いでしょう。また、待合室で内服するとしたら、水道水を使っていただくようにしてもらっています。水道水がもっとも衛生上良好ですし、飲用のためのコップはいつも清潔になるように注意をしています。
冷水器の設置をお求めになっているのかと思いますが、衛生上多くの問題があり、最近は公共施設などでもほとんど見かけなくなっているかと思います。また、ポットなどに冷たい水を作って置いておくのも一つの方法でしょうが、それを職員が十分に管理していないと、衛生上の問題だけではなく、異物混入などによる事故・事件を引き起こすこともあるかもしれません。管理上の困難さからも、ポットなどに作りおきしておくことはしていません。
調乳用のお湯についても同様に、患者さんからの求めがある時だけ職員用に作ってあるお湯をさしあげるようにしてます。「ご自由にお使い下さい」というような形で提供することは、その管理が十分になされない可能性があります。一般の方の手の届かないところにおいておくことと、どの職員からもらったかが分かることで、一定の事故・事件の予防ができるのではないかと考えています。残念なことですが、私たちの社会には「悪意を持った人」はいるものですから。
水分補給のために水筒を持参されたということで、お子さんのことをしっかり見守っておられる様子がよく分かりました。他の方々にも、あらかじめ必要であればそのようにしていただいているのではないかと思っています。また、外来終了後に「お疲れさま」「頑張ったね」「我慢してたね」といった意味合いで、帰りに自販機で飲み物を買い求められる方も多いようです。市販品ではありますが、衛生上の問題がないぶん、安心してご利用いただけるかと思います。
なお、料金については当方で受け取るマージンを電気料相当だけとすることで、安く設定してもらっています。医院として独自に飲み物が用意できない代わりとお考えいただければ幸いです。
以上のように考えて対応しております。もしまたご意見やご要望がありましたら、またお伝え下さい。
暑い日が続いています。どうぞご自愛下さい。
投稿者 tsukada : 2006年08月17日 22:02