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2006年09月20日

同窓会(2)

 全国から集まった友人たち。住んでいる場所も、受け持っている分野も違いますが、みんなの共通項があります。それは医師ということ。今一番働き盛りの私たちが、同じ職種で、日本の医療をいろんな方面から支えています。これって、当たり前のような気もしますが、でも面白いことですね。

 そして、それぞれの専門や立場で、きちんといい仕事をしてるのをかいま見ると、とても嬉しくなります。私自身は小児科医として誇れるような仕事がまだ十分にはできていませんが、志はまだ捨ててはいないつもりです。友人たちの話には、ずいぶんと勇気づけられました。

 それにしても変わったものです。何が?って。それはまずは体型。概してメタボリック・シンドロームが心配なお腹になっている男たちが多かったです(他人のことは言っていられませんが)。頭もだいぶ薄くなったり、白くなったり。もしかしたら、中には“偽装”している者もいるかもしれません(私がどうしているかは・・内緒です)。

 一目見てすぐに当時の顔や名前が思い出される者もいますが、認識するのに時間のかかる者もいるものです。当時の交友関係の薄さも関係あるかもしれませんが、頭の薄さがそうさせている奴もいました・・。

 医師というのは一緒でも、働いている分野はずいぶんと違います。私のような臨床の第一線にいる者から、大病院や大学で高度医療を担っている専門医もいます。開業医をしている者もだいぶ増えてきましたが、病院の診療部長で多くの後輩を指導している者や病院長として管理職の仕事をしている者もいます。あるいは大学で教育を行っていて、教授にまでなった者もでています。

 はたまた医療行政の分野で活躍している者も、同窓生の中では少なくありません。保健所長、都道府県の衛生部にいる者、あるいは厚生労働省で国全体の医療政策に携わっている者まで、実にさまざま。

 私は小児科ですが、内科の専門医、外科医、整形外科医など、臨床をしている医者もその専門は多岐にわたっています。そして、みな第一線でバリバリ働いているわけで、当日は病気や事故など何があっても大丈夫という“総合病院”体制でした。・・もっとも、みんな酔っぱらっていましたから、命を任せるにはちょっと心細かったですが。

 同窓会が終わって2日ほどたちました。参加したみんなが、それぞれの地域に戻り、またいつものように仕事に取り組んでいることでしょう。同窓会でもらった元気と勇気をもとに、これまで以上に活躍することでしょう。私ももうちょっと頑張ってみようかな、って気持ちになっています。

投稿者 tsukada : 2006年09月20日 18:33