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2006年09月01日

宿題は終わっていましたか?

 9月になりました。やっと学校が始まってくれて、やれやれ・・と思っておられる親御さんも多いでしょうね。でも明日からはまた週末の連休。来週になってやっと落ち着くというところでしょうか。お疲れさまです。

 今日は大きな荷物を抱えて登校する子どもたちの姿を見かけました。宿題をちゃんとこなしたようですね。我が家にももう小さな子どもはいないので、最近の宿題事情は詳しくは分かりませんが、昔とは変わってきたのでしょうか。以前はやたらに量が多かったように思います。「ゆとり教育」のために、逆に休み中の課題が増え、子どもたちの「本当のゆとり」がなくなっていたように感じたものです。

 昨日で当院の増改築工事がおおむね終了し、今日はその竣工検査や引き渡しを受けました。開院から16年ほどがたち、玄関口、外壁、屋根などの傷みが出てきたので、その修繕をしたことと、院長室を増築したのが主な工事です。工事中は医院の周囲に足場が組まれたり、駐車場の一部を閉鎖して作業スペースにしたりしていたので、患者さん方にもとてもご迷惑をおかけしていました。これでやっときれいになり、すっきりもしたので、当院の「夏の宿題」は無事終わりました。

 でも、実際に工事をしていると、いろんな不具合や新しい問題も見つかってきました。そのため、あと1か月ほどはこまごまとした工事が続くことになりました。その意味では、宿題はまだ未完成かも。

 追加工事の中で一番大きなのは基礎部分の水対策です。工事の最初に床下をのぞいたところ、けっこう水で濡れていました。当院のあるところはもともと水位の高いところにありますし、田を埋めて作った土地ですが、その埋め立てにあまり水はけの良い土が使われていなかったようです。そのため以前から地下からの水が問題になっていました。

 でも、いろいろと調べるうちに、基礎の下からではなく、周囲から入り込んでくることが分かりました。今年の梅雨は異常な大雨が続いていて、土地がたっぷりと水分を含んでいました。そして、その水が基礎のコンクリートにできていたひび割れなどから内部に進入してきたのが、原因でした。

 実際に基礎コンクリートの外の土を20〜30センチほど掘るだけで、水がわき出てくるほどでした。まるで水の上に建物が浮かんでいるといったような状態。これでは床下が水だらけになるはずです。

 このままでただちに建物が傾いたりすることもありませんし、まして水に沈んでしまうこともありません。でも、見つけたしまったからには、そのままというわけにはいかないでしょう。今のうちに問題の根は摘んでおくにこしたことはありません。

 その他は、院内のペンキ塗りなどの細かいことがいくつか。いずれも至急修繕する必要があるわけではないのですが、外側が新築したかのようにきれいになったのに、中が汚れたままというのも不釣り合いです。この際いっしょにピカピカになってもらおいましょう。

 ということで、「積み残しの宿題」が全部終わるのは、秋の半ばになりそうです。

投稿者 tsukada : 2006年09月01日 23:22