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2006年09月03日

ちょっと心配になる時期です

 2学期が始まったばかりというのにさっそく週末になっていました。明日からは普通に一週間が始まります。きっと給食も始まることでしょう。やっと・・と肩の荷をおろされるお母さん方も多いでしょうね。

 2学期は一番長い学期。約4か月ありますし、その中は祝日もさほど多くなく、まとまった学習や部活の取り組みなども十分できそうです。あるいは、受験生にとってはいよいよ本格的に勉強に集中できるようになることでしょう。いやいや、そんな悠長なことは言っておられず、とうとうお尻に火が付くことになると言った方がいいのかもしれません。

 一番長い休みである夏休みから、一番長い学期が始まるわけですから、子どもたちの環境は一変します。生活リズムもがらりと変わるでしょうし、食事も給食が加わってずいぶんと変わります。そして、子どもたちは慣れない集団生活の中でずいぶんと緊張することも、また多いことでしょう。ストレスがたまってきやすい時期になります。

 以前教えてもらったことですが、子どもたちの自殺は2学期の始まる前後に多くなるそうです。単純に環境が変わるだけなら、新学年が始まるころの方が多くなりそうですが、そうではないようなのです。1学期は緊張はしているけれど、何とかそれに付いていくことができているし、周囲の大人たちも子どもたちの様子を丁寧にみているからなのでしょう。

 ところがその緊張が夏休みでとれてしまい、2学期が始まってもなかなかもとの調子に戻らないこともあります。本人も「こんなはずではなかったのに」という気持ちが強くなるかもしれません。教師や親たちも、子どもたちがすでに学校生活に慣れているからと、たかをくくっていることもあるかもしれません。

 何が悪さをしているのか、よく分かりませんが、いずれにせよ、2学期の開始前後には子どもたちの様子を注意深くみてあげる必要があるようです。元気のない姿、うつむいた背中、表情の乏しい顔を見かけたら、子どもたちに丁寧に声をかけてあげてください。もし話を聞いてもらいたいようなら、話しやすい雰囲気を作ってください。無理に聞き出そうとすると逆効果のこともあるので、深追いはしないで。でも、「話があるならいつでも聞くからね」という声もそえておいてください。

 さあ、明日から本格的な学校生活のスタートです。子どもたちはみんな元気かな? 気持ちを楽にもって、快く過ごせるといいですね。

投稿者 tsukada : 2006年09月03日 23:41