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2006年10月01日

DVDの“再生”

 今日から10月。夕暮れも早まり、秋は急速に深まっていきそうです。当地では夕方から雨模様。まだそれほど寒さを感じませんが、今月中には冷たい雨になってしまうことでしょう。

 先日レンタルしたDVDのこと。途中で画面がフリーズしてしまいました。DVDを取り出して良く見ると、けっこう傷がついています。楽しみにしていたドラマだったのですが、残念。別なDVDに交換してもらうつもりで、今日レンタルショップに行ってきました。

 事情を話したところ、DVDを直して再度貸し出してくれるとのこと。お店にはそれ1本しか陳列してなかったことは知っていたので、他のショップから取り寄せてもらうつもりでいました。でも、同じDVDをまた貸してくれるというのです。

 「店のレコーダーで映像を確認して、ちゃんと見られるようなら再度貸し出します」と若い店員から言われたのですが、その前段の「DVDを研磨して・・」が良く聞き取れず(理解できず)、思わず「同じ物を借りても私の家のレコーダーでは写らないですよ」などと、ヘンテコリンなことを言ってしまいました。それも2度も(-_-)

 そのあと、CDやDVDは多少の傷なら復活させられるんだということに気づきました。時すでに遅し。店員さんは、理解の悪い中年オヤジにちょっといらついていたかもしれません。

 そうでした、研磨すればいいんです。DVDの裏面のプラスチックは、それ自体に音源を含んでいるわけではありません。中の記録層を覆っているだけですので、それが透明でスムーズな表面であればいいんです。

 削るという荒っぽい表面になってしまいそうですが、微細なヤスリで丁寧に磨けば、ピカピカの表面に戻ってくれそうです。そのための機械が、カウンターの奥に見えました。多少の手間はかかるでしょうが、お店としてもDVDを無駄にしなくてすむので、経済的な損失は生まれません(傷をつけたお客を特定し、代金を請求するなどということは、なかなかできそうにないですから)。

 こんな“誤解”が生まれたのは、昔のレコードのイメージがあるからでしょう。針が直接、レコードに掘られた溝にはまり、それをこすりながら音源を拾っていきます。レコード表面に傷がつくことは、命取りになってしまいます。

 でも、CDやDVDは非接触。表面をこすっているわけではないので、理論的には永久に“再生”できますし、傷があってもこのように“再生”させることが可能です。技術は進歩していたんですね。それについていけなかった自分が、ちょっと悔しいです。

 余談ですが、レコードとCDやDVDの違いがいくつかあるのを知っていますか。音源があるのは、レコードでは上の面ですが、CDやDVDは反対の下面。記録の順は、レコードでは外から中に向かっていきますが、CDやDVDは中から外に向かって記録されています。・・あんまり役には立たない豆知識でした。

 ちなみに、レンタルしてきたのはアメリカのTVドラマで「FBI--失踪者を追え」です。昨年からNHK BSで放送されていて、とても面白く毎週欠かさずに見ていました。失踪者の生きてきた環境を探る中で、その人間模様がしだいに分かっていくというのが、毎回のテーマです。そして、5人の捜査官自身の生き方・考え方を見せてくれるのも、このドラマの深みのあるところですし、私が“はまった”理由なのでしょう。

 見始めたのが途中からだったので、シリーズの最初から全部見てみようと思っていました。先月からレンタルショップに並ぶようになっていたので、さっそく借りてきたわけなのですが、それが途中でトラブってしまったというお話です。

 もちろん、借りてきて速攻で見たのは言うまでもありません。やっぱり面白かったですよ!

投稿者 tsukada : 2006年10月01日 23:58