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2006年11月14日

NHKの取材

 今日は医院にお客さまをお迎えしました。NHKのディレクターの方で、病児保育に関心を持っているのだそうです。いずれテレビで取り上げたいとのことで、その下調べに当院のわたぼうし病児保育室を見に来られました。

 確か2年ほど前にもNHK新潟から取材を受け、県内のローカルニュースで放映されました。今回の企画は、病児保育をもっと掘り下げて取材をしてみたい、ということのようです。

 昨日の夕方、お電話をいただいたのですが、百聞は一見にしかず。まずは「現場」を見ていただくことから始めていただくことが、一番良いことです。できれば利用者の親御さんから生の声をお聞きしてみてほしいところです。今日のところはとりあえず私(院長)への取材を行っていかれました。

 病児保育の一般的なことから始まって、わたぼうし病児保育室の経過や現状、今後の課題など、問われるままにお話をいたしました。というより・・一を聞かれて十を答える(?)ような状態だったかもしれません。ふだんなかなかお話できない思いを、全部吐きだしてしまったようです。

 きっとディレクターの方も面食らったでしょうね。お付き合いいただき、ありがとうございました。あんまりいろんなことを話し過ぎてまとまらなくなったかも。もしかして、面倒な企画になりそうだといってボツになるかも・・。そうならないことを祈っています。

 冗談はさておき、当院で行っている病児保育はその規模や利用状況は全国でも有数のものにまで育ってきました。地域における子育て支援、共働き家庭や片親家庭への支援、そしてとりわけ働く女性への支援など、そうとう力になっているものと確信しています。

 しかし、残念ながら行政からは“認知”されず、財政的な助成もいまだ実現していない状況です。経費は年間1,000万円以上を医院から持ち出ししながら運営しています。利用者は年々増えてきました。保育士をさらに増員する必要もでてくるかもしれませんが、それができる“体力”はそろそろ限界に近づいています。

 上越市における「病児保育」はどうあるべきか、市の対応が求められる段階に至っています。もう“見て見ぬ振り”はできないと思うのですが、いかがでしょう。

投稿者 tsukada : 2006年11月14日 23:27