« 昼間というのに・・ | メイン | 子どもたちの自殺から思うこと »
2006年11月17日
復活/同級生
秋の深まりとともに、子どもたちの間にもいろいろな感染症が多くなってきています。数の上では普通の風邪が一番ですが、それ意外にウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)も多くなってきました。ノロウイルスやロタウイルスとった名前のついたウイルスがおこす感染症で、急に吐いたり下痢をしたりします。
園や学校などで集団発生することもよくあります。医療機関や介護施設での発生も、よくおきています。十分な手洗い、食品の衛生などに注意をするようにお願いしていますが、それだけで感染の発生や流行を防ぐことは必ずしもできません。
数日前から新潟市のある小学校でも百人単位での患者発生があったと報道されています。まだ冬になっていないこの時期での流行は珍しいようです。これからの季節、十分に警戒をしていて下さい。
心配なのは脱水症。数回吐いたくらいではすぐには脱水にはなりませんが、半日以上吐き続けていたり、水分が全く摂れない状態だと心配です。とくに顔色が悪く、グッタリしている場合には早めに受診をするようにお願いします。
脱水になりやすいのは乳幼児と、お年寄りです。本人からの訴えがあまりないこともありますので、周りの大人たちが様子を良く見ているようにして下さい。
実は、かく言う私もここ数日、体調を崩していました。どうやらやられたようです。一晩ぐっすりと休んだら楽になり、診療は普通に行うことができていました。でも、やっぱり辛かったですね。ちょっぴり、患者さんの気分を体験しました。
今日、当地である講演会が開かれ、出席してきました。大学教授の「放射線治療の最前線」という演題ですので、小児科医の私には縁遠い話。それで出かけていったのは、演者が私の高校時代の同級生だったからです。
高校時代の同級生では、他にも何人か教授がいるようです。彼以外にも、医学部の教授もいます。肩書きだけで判断してはいけないのでしょうが、でも、やっぱりすごいことです。そんな友人がいたなんて、嬉しいことです。
同級生には医者になったのもわりと多く、市内で勤務医や開業医をしているのもけっこういます。“出世頭”を見ようということでもないのでしょうが、自然と同級生が集まってきました。そこで撮った写真がこれです。
右下の方を除いて、あとは全部同級生。教授は右から二人目。私は左下で小さくなっています。同じくらいの年齢のはずなのに、バラエティーに富んでいますね(^_^;) 中には、今月二人目の赤ちゃんが生まれたばかりのパパもいるんですよ。見た目も含めて、様々です。まあ、誰がどんなかは言わないことにしますが・・
私は49歳(もうすぐ50歳・・とはまだ言いたくありません。世間的には誤差の範囲でしょうが、最後の抵抗をしています・・)。これくらいになると、やっぱり昔の仲間に会いたくなるんですね。
以前は「俺はまだ・・」なんて思っていましたが、そんな歳になってきていることを、そろそろ素直に認めなくてはと思うようになってきました。私もちょっと丸くなってきたのかな(^_-)
投稿者 tsukada : 2006年11月17日 23:39