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2006年12月11日
病児保育も話題に
先日の「世界の子どもにワクチンを」フォーラムでは、病児保育についても話題になりました。
私の紹介をする中で、当院にはわたぼうし病児保育室を併設している、という話が出たのがきっかけです。会場に来られたいた方々にはどうもなじみがないようで、まずは「病児保育とは何か」から話を始めました。
当日の来場者は200〜300名ほどおられました。とても多くの方がいらっしゃって下さっていたことに、まず驚きました。そして、壇上から見ていると、男の方がとても多いことが目に付きました。背広をきちんと着こなした紳士たち、あるいはビジネスマン・・といった方々です。お詳しいことは分かりませんが、きっと細川佳代子代表とつながりのある方々が多かったのではなかったかと思います。
男の方にとっては、育児や保育のことはもともとあまり関心がないことでしょう。ましてや病児保育など、初耳という方も少なくなかったかと思います。会場の雰囲気も、病児保育の話に反応があったのは、私の説明につづいて、細川代表と早見優さんとのやりとりがあったあとでした。
細川代表が「こんなところがあったら幸せですよね」と早見さんに話を振り、早見さんが「そうですね」と。さらに早見さんは、ご自身の育児の体験も話されていました。「子どもの具合が悪いときにはお仕事につれていき、マネージャーさんたちに見てもらっていた」など。
私が加わっての対談の最初は、「世界の子どもにワクチンを」の趣旨からは外れてしまったかにもみえましたが、でも病児保育のことを通して、日本の女性の置かれている立場を少しは考えてもらえる機会になったのではないか、とも思っています。
ただ残念なのは、病児保育についての説明が、私の言葉だけだったことです。実は当院の紹介ビデオの中には、わたぼうし病児保育室の様子もばっちり写してあり、利用者の生の声も収められています。それを見ていただければ、病児保育についてのイメージも大きくふくらんだでしょうし、“運営側”の私の話よりも“利用者側”の話を聞くことで、本当の必要性を肌で感じとることもできたことでしょう。
打ち合わせがきちんとできておらず、用意したビデオの半分もお見せできなかったのは、何とも残念でした。事前の準備を十分にしていなかった落ち度かと、反省をしている次第です。
終わってしまったことは仕方ないので、もう考えることはやめましょう。それでも、対談の最初に「病児保育」をとりあげてもらったので、私の子育て支援やワクチン支援についても考えを分かりやすく伝えることができました。何より、私がおしゃべりをしやすい環境をつくってもらったことに、感謝しています。
ちなみに、このフォーラムのために作成したビデオですが、これでお蔵入りしてしまうのはもったいない! そう考えて、このHPを通してご覧になれるように準備をしています。近日中に公開予定!! その時にはまたご案内しますので、ぜひご覧になって下さい。
投稿者 tsukada : 2006年12月11日 23:55