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2007年04月30日

インフルエンザ流行

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 例年より遅れて2月後半から急激に始まった流行が、3月下旬に峠を越え、4月は次第に下火になりました。

 ようやく終息まであと一歩のところにやってきました。

 春になってもインフルエンザの流行がこれほど続いていた年は、私にとっても初めての経験になりました。

投稿者 tsukada : 12:47

ごめんなさい

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 医院玄関の真上です。写真では見えづらいですが、小鳥がしっかり巣を作っていました。

 ここ数日、玄関の下に枯れ草や小枝が落ちていて気になっていました。風の強い日だったので、玄関付近が吹きだまりになっているからなのかと思っていたのですが・・。

 今日はつがいの小鳥が玄関付近で遊んで(?)いるのを発見。もしやしてと思い、上を見上げると、巣があったというわけです。まだ製作途中のようです。

 鳥さんにとっては、雨風もしのげますし、屋根材と鉄骨の交差している部分で、作るのにちょうどいい場所を探し当てたようですね。

 でもここは患者さんが出入りする玄関の真上。糞害なども心配です。鳥さんには本当に申し訳ないのですが、巣を片付けさせてもらいました。

 今度は簡単に見つからないような所で巣を作ってくださいね。

投稿者 tsukada : 11:15

2007年04月29日

連休前半

 GWの大型連休が始まりました。昨日は雷も鳴る大荒れのお天気で心配しましたが、今日はすっかり快晴。お出かけの方も多いことでしょう。良かったですね。

 近くに公園にも多くの方が来られていました。子どもたちの遊び回る声も聞かれ、家族でゆっくりと休日を過ごしておられる様子が見られました。

 この公園、1週間ほど前までは桜が咲き誇っていました。今では葉桜になり、新緑の森を楽しんでもらっています。

 近くの住む者にとっては、お花見を楽しんだ後始末が待っています。大量の桜の花びらやガクが道路に落ちているのです。花びらは落ちたすぐはピンク色をしていてきれいなのですが、じきに黒くなります。ひらひらと舞う軽いもののはずなのですが、実際は地面にこびりついています。途中で雨にあい、大きな固まりになっているからです。

 家の庭や玄関先をきれいにするのは当然ですが、道路や歩道も気になり、いっしょに掃除しています。まあ、近くに住んでいるのですから、それも仕方ないですね。ボランティアとか奉仕なんて名前をつけるまでもなく、自分たちの周りをきれいするのはそれぞれの役割だと思っています。

 それでもやっぱり・・・。この公園を舞台にしたお花見観光は、今年は100万人を超えたそうです。観光協会のようなところが露天の出店なども含めてコーディネートしていました。それなりの大きなお金も動いていたでしょうし、人の組織もしていたことだと思います。

 別に不満というわけでもないのですが、お花見を終わった後始末もちゃんとしているのかな、って心配になります。今日、公園内を歩いても、ぼんぼりを下げるための仮設電柱の撤去がまだ完了していません。歩道や道路も、きちんと片付け、きれいにしているようには見えませんでした。

 今日は、ふだん持たない竹箒をもって奮闘しました。小一時間かかったでしょうか。お天気が良かったので、気持ち良いひとときでした。

 もっとも、おかげで手の皮がむけてカット絆が張ってあります。これは今日の「勲章」かな(^_-)

投稿者 tsukada : 23:46

2007年04月28日

結核予防

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 日本はまだ結核患者が多く発生している国です。結核というと、もう過去の病気のような印象を持たれる方が多いと思いますが、そうではないのです。とくに高齢者に多いのだそうです。

 職場では毎年結核について検診をすることになっています。ツベルクリン反応と胸部レントゲン撮影です。当院でも毎年行っていますが、今のところ結核が問題になった方は出ていません。

 この写真は私のツベルクリン反応です。けっこうちゃんと赤くなっていますね。この大きさは以前のものと比べてさほど変化がありませんでした。胸部レントゲン写真も正常。これで私も一応「健康」だと証明されました。

 ちなみに子どもたちを結核から守るためにBCGによる予防接種を行っています。生後6か月までの乳児に行います。生まれたばかりの赤ちゃんは、通常の生活で結核に感染する可能性はきわめて少ないので、ツベルクリン反応は省略しています(この検査をすれば、ほとんどの赤ちゃんが陰性になるでしょう)。

 幼い乳幼児がもし結核にかかれば、重症の結核になってしまうことが多いため、結核の重症化を予防するためにBCGを行っています。子どもたちを結核から守るため、必ずBCG接種を受けて下さい。

投稿者 tsukada : 18:25

2007年04月25日

ルーシーさん事件

 昨日、東京地裁で出された「ルーシーさん事件」の判決については、びっくりされた方が多かったことでしょう。私もその一人です。

 判決は求刑通り「無期懲役」ではありますが、ほかの容疑に対して出されたもので、ルーシーさん殺害に関しては「無罪」だというのです。限りなく灰色に近く、「殺害や死体遺棄に関係していた疑いは否定できない」と言っているにもかかわらずです。

 判決文にあるように、この事件では物的証拠はないようです。状況証拠を積み上げていって、彼しか殺害犯人はいないはずという推測をしているのが、検察側の主張です。しかし、裁判所はそれを採用しませんでした。そもそも被疑者が犯行を行ったかどうかを判断できる材料がないから、というのです。

 裁判には「疑わしきは被告の利益に」という原則があります。客観的な証拠によってきちんと犯罪が立証できたときにだけ、有罪にするというものです。あやふやなときに、簡単に結論づけてはいけない、ということなのでしょう。

 日本の捜査や裁判では、自供が大切だとされているようです。物証があれば容易に犯行を推定することができますが、それがなくても「犯人にしか知り得ないこと」を自ら話をすることが、大きな証拠とされてきました。しかし、それが「冤罪(えんざい)」を産む土壌になっています。

 警察や検察は自供があれば起訴でき、有罪に持ち込めるはず、という浅はかな考えをしがちになってはいなかったでしょうか。初動捜査が最も重要だといわれながら、犯人はきっとこの人だろうなどという安易な思いこみがあると、地道が捜査がおろそかになってしまうことは、十分に「推認」できることです。

 自供を得るために、別件で逮捕してしまうことは日常的に行われているようです(法律に違反する捜査方法です)。長時間にわたって取り調べを行ったり、暴力的な扱いをしたりということも、行われているようです。

 やはり物理的な証拠は、もっとも重要になるもの。裁判所がルーシーさん殺害について無罪にせざるをえなかったのは、やむを得なかったことなのかもしれません。

 そして問題になるのは捜査方法です。この犯人は、そうとう以前から強姦事件などをおこしていました。被害者の家族からは、きちんと捜査をしてほしいという要望が警察に以前から出されています。その時点できちんと捜査し、逮捕し、起訴できていれば、そして有罪に持ち込むことができたのなら、ルーシーさんは殺されずにすんだはずです。

 また、今回の起訴にあたっても、きちんとした証拠を提出できていれば、ルーシーさん事件についても有罪にすることができたはず。その意味では、ご家族の方が記者会見でお話をされていましたが、検察の失敗だというほかありません。

 それにしても、いったい誰がルーシーさんを殺し、遺体をバラバラにして捨てたのか。誰もそれに答えてくれません。

 日本が安全だという思いがルーシーさんやそのご家族にはあったことでしょう。いわば日本という国を日本人を信用していてくれたというのに、ひどい犯罪にあい、命を失ってしまいました。今でも、その犯人を特定し、断罪することもできていません。そう思うと、日本人の一人として、申し訳ない気持ちです。

 先日の銃を使った犯行といい、日本という社会がけっして安全とは言えないのだということを実感しています。それを正していくためにも、一つ一つの事件を丁寧に解決していくことが必要です。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年04月24日

終息まであと一歩

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 今年のインフルエンザ発生数です(週単位)。

 例年より1か月ほど遅れて2月後半から急激に流行が始まりました。3月下旬がピーク。4月に入ってようやく下火に向かいました。

 流行の始まりが遅かった分だけ、終わるのも遅くなっています。

 終息まであとわずかになっています。GW前には流行がなくなっているといいですね。

投稿者 tsukada : 08:55

2007年04月23日

医療監修

 週末の2日間は、ちょっと映画の撮影に同行していました。先日もこの「院長ブログ」でお話をしましたが、上越市を舞台に制作が続けられている『絆』という映画です。

 主人公の奥さん(柏木由紀子さん)が病気で亡くなるというシーン。市内の病院をお借りし、撮影しました。

 設定は「心筋症」という重い心臓病を患い、心臓の働きが極端に弱くなってきているというもの。私は、亡くなる直前の緊急時のシーンを中心に、医療監修のまねごとをしていました。

 大まかな台本はすでにできていましたが、病気のことや、検査、処置など医療行為については、専門的な検討も必要でした。どんなふうに病状が悪化し、どのように亡くなっていくか。その最後のシーンで、医師や看護師が何をすればいいか、どんなふうに話し、行動するか。そんなことをアドバイスしていました。

 スタッフの方と相談しながら決めていきましたが、なかなか難しい問題もありました。できるだけリアリティーを持たせるほうが良いように思って提案するのですが、使える機械や機材には限りがあります。映画全体の流れの中で、医療シーンだけがリアル過ぎるというのも、バランスが悪くなることでしょう。

 もちろん明らかにこれは違うよね、などと、見ている人をがっかりさせるようなシーンを作るわけにもいきません。アメリカのTVドラマ「デスパレートな妻たち」では、レントゲン写真が逆さに貼られていて、やっぱり気になりました。

 処置が全く間違っているものだとしたら、見ている人に誤解を与えてしまうかもしれません。一般の方が緊急の時に「あの映画ではこうしていたから」と、むしろ参考になることがあれば、望外の喜びです。作り事としてのウソはあっても、一つ一つはある程度事実に則ったものであることも、大切なのですね。

 そんな意味でも、映画作りの中に参加させてもらえたことが、とても勉強になりましたし、楽しい経験でした。

 心臓の病気なので、心電図モニターを見ながら処置をしていきますが、モニターに映し出される心電図の波形を決めるのも私の仕事でした。医療機器のメーカーからお借りしてあったモニターには、あらかじめ正常の心電図と、いくつかの不整脈が表示されるようになっています。少ないパターンの中で、どんな形にすればストーリーと合うか、選んでいきました。(自由に波形を作れるとしたら、もっと“それらしい”モニターにすることもできたのですが、心電図の勉強会のために作る映画ではないわけで、とりあえず“それらしく見える”ものにはしておきました。)

 実際の撮影場面では、忙しそうにしている撮影スタッフの代わりに私がこのモニターを操作係を担当。もちろん画面には映っていませんが、映画をご覧になった時、柏木由紀子さんのベッド脇に心電図モニターが見えたら、その近くに私がいたことを思い起こしていただければ幸いです(^_-)

 最後は心臓マッサージのシーンもあります。俳優の方の扮する医師が実に見事にやっています。セリフもそうですが、本物の医者よりも医者らしく見えていました。少なくても私よりずっと。さすがは役者さんですね。

投稿者 tsukada : 23:45

2007年04月22日

観桜会終了

 今日で当地の観桜会が終了しました。今年は桜の満開時期に一致したこともあって、とても多くも方にお越しいただきました。目標の100万人を大きく上回ったということでした。

 もっとも、誰がどのように数えているのか、いつも疑問の思っています。入場料をとってはいません。会場といっても公園一帯がそうなっているだけで、入場口のようなものはどこにもありません。

 以前聞いた話では、会場の駐車場を利用する自動車の台数から算出しているのだとか。観光バス1台で何十人とか、自家用車なら1台で何人とか。おおざっぱな数なんですね。

 近隣の方は徒歩で行くので、この方法ではカウントされていません。私も毎日のように観桜会場に行きましたが、ノーカウントだったということのようです。

 それなりの「根拠」があるのでしょうが、その中身は「?」。本当の実態がどうなのか、心配になります。それがずいぶんとかけ離れているようだと、お役所が出している数字が「偽装」とか「ねつ造」だとか言われかねません。大丈夫ですか?

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 今日は桜の花はそうとう散ってしまっていました。分量だけからでは「三分咲き」くらいでしょうか。落ちた花びらが路面をピンクに染めていました。そして、お花の主役もタッチ交代したようです。

投稿者 tsukada : 23:02

2007年04月20日

日本脳炎ワクチンのすすめ

 日本脳炎ワクチン接種後に重篤な急性散在性脳脊髄膜炎(ADEM)という副作用が生じたという理由で、厚生労働省の指示により自治体は積極的には予防接種を勧めないことになっています。当初は新しいワクチンが使用できるまでの短期間の処置とされていましたが、ワクチンの開発が遅れ、数年間はまだ市販されないようです。

 一方で、国内でも3歳男児が日本脳炎に罹患する事例が発生しています。子どもたちがこのまま日本脳炎に対して「無防備」でいることも心配です。

 日本脳炎から子どもたちを守るためには、当面は従来のワクチンを使って予防接種を受けていただくことが、一番良い方法かと考えられます。

 当院では希望される方に対しては以前と同じ方法で予防接種を行っています(公費によって無料です)。対象のお子さんはぜひ受けるようにして下さい。

投稿者 tsukada : 19:31

2007年04月18日

ピンクの絨毯

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 桜は散り始め、湖面や道路をピンク色に染めています。子どもたちはピンク色をした絨毯の上を歩いていて、登校していきました。

 もう少しすると葉桜になってしまいます。桜の花を楽しめるのは、あと数日でしょう。

投稿者 tsukada : 08:55

2007年04月17日

銃とテロ

 アメリカの大学で銃乱射事件が起き、32名の学生や先生方が亡くなりました(犯人も自殺しているので、死亡者の総数は33名)。アメリカ史上、最悪の犠牲者がでる大事件でした。

 アメリカ国内に銃が蔓延し、これまで何度もこういった事件が起きるたびに銃の取り締まりを厳しくしようという声が起きているにもかかわらず、実態が少しも変わっていないことを知らされました。つくづく怖い国だと。

 そう思っていた矢先、日本でも銃による犯罪が起きました。長崎市長が暴力団幹部に撃たれ、心肺停止状態になっているという報道です。驚きました。厳しく規制されているはずの日本でも、拳銃を所持し、それを使って犯罪を起こすことが可能だったなんて。

 アメリカと違って、日本では一般市民にまで銃が行き渡っているわけではありません。でも、暴力団のようなアンダーグランドではそうではないようです。暴力団の抗争事件では、銃の発砲がときどき起きています。彼らはそうとうの数を所持し、いつでも使える状態にあることは、公然の事実なのでしょう。

 それなのに、どうして警察は摘発し、銃を取り上げないのでしょう。暴力団に甘くはないですか? 適当に泳がせているのではないですか?

 日本での事件は、現職市長をねらったテロだという点をしっかりと認識しておく必要があります。たまたま起きた発砲事件ではないのです。

 何かのトラブルがあったと伝えられていますが、意見や考え方の違いがあるにせよ、それを銃という暴力によって解決しようということは、断じて許すことはできません。社会が成り立たなくなります。

 まして長崎ではちょうど市長選挙の真っ最中。その候補者を「殺すつもり」で銃撃したことは、日本の政治以上、まれにみる凶悪な犯罪です。

 「テロに屈しない」というのは、「9・11事件」のあとの世界の“合い言葉”になりました。実際にブッシュ政権が行ったことが正しかったかどうかは別として、テロを許さないというのは、社会の平和や安全にとって、とても大切なことです。

 それなのに安部首相が出したコメントが「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」という通り一遍の言葉でした。その程度の認識しかないのですね。

 日本中を震撼させる事件が起きたのですから、国民に対してもって強力なメッセージを出すことができないのでしょうか。一国の総理大臣が、今回の事件に対して強い怒りをもち、強い決意で臨むことを、示してほしいと思うのですが、それは無理ですか?

 例えば「テロには断固として対処する」「銃で言論を抹殺する行為を決して許さない」「日本から違法な銃所持を完全に無くすため、警察当局はあらゆる努力を惜しまない」「暴力団を壊滅に追い込む」・・そんな言葉を聞くことができたら、今夜、日本人はもう少し枕を高くして休むことができているかもしれません。

 もっとも、ただの人気取りだったり、リップサービスだと分かってしまうと、より落胆してしまうので、なかなか突っ込んだ話ができないのかもしれません。本気でやる気がないから、あとで困らないように役人が書いたような形だけのコメントしかでてこないのでしょう(実際に役人が書いたのだと思いますが)。

 何はともあれ、まずは銃弾に倒れた長崎市長さんの無事な回復を祈りたいと思います。

投稿者 tsukada : 23:59

終息まであとわずか

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 当院で集計しているインフルエンザの患者数です(毎週、保健所→県→厚生労働省へ報告)。

 例年より遅れて2月後半から急激に始まった流行が、3月下旬に峠を越え、4月は順調に下火になってきています。

 終息まであとわずかでしょう。もうしばらく注意をしていて下さい。

投稿者 tsukada : 09:29

2007年04月15日

お花見日和

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 昨日は強風が吹き荒れ、花吹雪が舞っていました。葉桜になってしまわないか、心配でしたが、まだ大丈夫! お天気も良くなり、今日も絶好のお花見日和です。

 我が家の愛犬<クッキー>も、満開の桜を眺めて満足げですよ(*^_^*)

投稿者 tsukada : 11:50

2007年04月14日

撮影は順調です

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 上越市を舞台に撮影が進んでいる映画「絆」・・昨夜は私の家で、撮影が行われました。

 郵便局長さんのご自宅というのが、その設定。大勢のスタッフの方が手際よく撮影の準備をされていき、たちまち映画のセットに変身。いつもの見慣れた我が家が、なかなか立派になりました。

 外の桜もきれいにライトアップし、室内の撮影では、窓越しに夜桜が見えています。きれいな絵に仕上がっていました。

 今秋公開の時には、ぜひご覧になって下さい。

投稿者 tsukada : 13:04

2007年04月13日

今朝の高田公園

 満開の桜風景をお楽しみ下さい。

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投稿者 tsukada : 09:16

2007年04月12日

満開!

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 高田公園の桜は満開。今日はとても良いお天気ですので、きっとお花見客もおおぜい訪れていることでしょう。

 どうぞたっぷりご堪能下さい。

投稿者 tsukada : 11:04

2007年04月11日

初出演

 映画「絆」のロケが、今日の午後当院を舞台に行われました。子役の“さくら”ちゃんの具合が心配で受診をするという場面。

 主役の勝野 洋さんも出演してる場面に、私も“小児科医”役で出させていただきました。ド素人の私が入って、映画がおかしくなってはいないかと、心配をしています。本当に大丈夫だったでしょうか、監督さん・・。

 シーンは3つ。まずは勝野さん扮する郵便局員がさくらちゃんを自動車に乗せて、医院の玄関に到着する場面。婦人警官は自転車をこいできます。医院の迎え側にカメラを置き、道路の向こうから走行してくる自動車をロングで追ってくるようです。この場面は、子役を含めてプロの俳優さんがやっていますので、無理なく撮れたでしょう。

 2番目のシーンは、診察室で私がさくらちゃんを診察している様子。親に捨てられたという設定なので、落ち込んでいて、何を聞いても黙ったまま。小児科医は仕方なく診察をしてみるが、とくに大きな病気はないよう。

 この場面では、子役さんにかける言葉などは台本になく、小児科医らしくアドリブでやっていいということだったので、いつものように診察をしていました。本番の収録は一発でOK。

 最後のシーンは、さくらちゃんを連れてきた二人に、私から説明をする場面。ここでは2行のセリフがあり、私にとっては最大のピンチ。「いつものようにすればいい」とは言ってもらいましたが、明るい照明に照らされ、カメラが回り、大勢のスタッフに見つめられ、そして有名な俳優さんを目の前にして、緊張の度合いは最高に!

 案の定、テストの時にはセリフを忘れたり、噛んだりと、情けないほど。さくらちゃんからもダメ出しをされました(>_<)

 でも本番は1回でパス。何とか形は作ることができました。どんな出来になっているか、怖いほど。医院でのシーンは、きっと正視できないでしょう。

 来られたスタッフの方も大勢でしたし、機材も大変な量。手間と時間をかけていることが、本当に良く分かりました。わずか数シーンのために何時間もかけているんですね。

 映画のスクリーンには決して映ることのない人たちの動きや物についても、実際に目にすることができました。これからは映画を見るときにいい加減な気持ちでは見れないかも。正座をし、最後までちゃんと見ないといけないですね。

投稿者 tsukada : 22:26

2007年04月10日

映画「絆」クランクイン

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 桜が満開になったこの新潟県上越市で、映画の撮影が始まりました。「絆」というタイトルの映画です。今秋には全国で劇場公開されます。

 この映画に、私も関係することになりました。自宅をセットとして使わせてほしいという依頼があった最初のきっかけでした。家の中からは高田公園の桜も見えるので、絶好のロケーションになることでしょう。ぜひ使ってくださいと二つ返事をしました。

 そこからさらに話は進み、当院でのロメも決定。私も出演することに。役は「小児科医」・・って、そのまんまです(*^_^*)

 少ないながら台詞もあるので、どうなるやら。医院のロケは明日に予定されています。直前になって、逃げ出したいような気持ちになってきました(T_T)

 映画「絆」の公式ホームページのアドレスは次になっています。どうぞご覧になってみて下さい。
 http://www.kizunacinema.com/

投稿者 tsukada : 19:30

2007年04月09日

何をしているのでしょう?

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 救急処置の勉強会を職員とともにしているところです。

 当院にもAED(自動除細動器)を設置していますが、その練習を毎月1回、全職員を対象に行っています。話だけだとなかなか身につかないので、実際に人形を使っての練習もときどき行っています。

 人工呼吸や胸部圧迫などの蘇生法についても練習しようということになり、今回は消防署の救命救急士の方にお願いして、医院に来ていただきました。可愛い(?)等身大の人形を持ってきていただき、全ての職員が実際に「蘇生」を実地で経験したところです。

 これで何が起きても大丈夫!!というわけでもないでしょうが、でも「見たことがある」「経験したことがある」ということは大切なこと。

 いざという時に、怖がらず、尻込みせず、直ちに対応することは、救命のための第一歩。それをしっかりと身につけてくれたものと思います。

 といっても、実際の方法はだんだんと忘れてしまいます。「災害は忘れたことにやってくる」。これからも機会をみて、ときどきこういった研修会をしていくつもりです。

 うちの職員も、なかなか頼りになりそうですよ!!

投稿者 tsukada : 18:08

2007年04月08日

夜桜

 高田城跡公園の観桜会では、夜のライトアップが行われています。見事な夜桜を見ていただくことができます。どうぞいらっしゃって下さい。

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投稿者 tsukada : 16:48

2007年04月07日

インフルエンザは峠を越えました

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 当院のインフルエンザの患者数です。

 2月上旬から急激に流行が始まり、2月下旬には大規模な流行になりました。3月いっぱいは大流行が続いていました。3月末より減少傾向になり、4月上旬にやっと峠を越えました。

 終息まであとわずかになりました。もう少し注意をしていて下さい。

投稿者 tsukada : 12:44

2007年04月06日

観桜会

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 今朝の高田公園です。少しずつソメイヨシノが花を咲かせています。今日はお天気が良いので、つぼみがもっとはじけてくることでしょう。

 今日から観桜会が始まりました。会期中はいろいろな催しものが予定されています。露天もたくさんでています。でも、一番はやっぱり満開の桜。会場一杯に咲き誇る桜の花を見ながら、ゆっくり散歩するのが、今から楽しみです。

 当地では今日は公立小学校の入学式が行われています。お天気にも恵まれ、桜の花にも祝福されているようですね。

投稿者 tsukada : 09:26

2007年04月04日

ドクター・ミッキー

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 今日手元に届いた、ミッキーの新作フィギアーです。お医者さんのかっこうをしています。私のもっている“コレクション”では、こういった医者物は初めてです。

 なかなか可愛いでしょう。さっそく診察室のわきに飾りました。

投稿者 tsukada : 12:41

2007年04月03日

異常言動

 宮崎県の東国原英夫知事が「タミフルを飲んだから異常言動に走るかもしれない」と、新入職員を前にした「訓辞」で言ってしまいました。同日中に不適切な発言だったとして、謝罪してはいますが、困ったことです。

 抗インフルエンザ治療薬であるタミフルについては、その服用後に異常言動が現れることがあるとして問題になっているのは確かです。しかし、医学的な解明はまだされていません。この「院長ブログ」でも書いたことがありますが、タミフルの問題については、いろんな観点から総合的に検討していかなくてはいけませんし、まずは冷静に対処していく必要があります。

 ご自身がインフルエンザにかかり、入院していたとのこと。入院しなくてはいけないほど症状が重かったのでしょう。治療としてタミフルを使用したとのことですが、タミフルによって症状が軽減し、早期に治癒したのではないかと思います。推測ではありますが、タミフルの使用がそうとう有益な結果をもたらしたことでしょう。

 マスコミの報道などを通して、「タミフルは怖い薬」というイメージが作られてしまいました。実際に診療していて、タミフルについて話をしようとすると、その言葉を聞いただけで「使いません」「いりません」という拒否反応をしめす方がおられます。ちゃんと説明を聞いてくれる人の方が多いのですが、一部とはいえ残念です。

 インフルエンザ治療にタミフルが絶対に必要だということでもないでしょう(新型インフルエンザは別です)。他の治療薬を使用したり、対症療法で経過をみていくことも可能です。一方で、タミフルを使用すれば症状を軽くし、早く治していくことができることも確かです。どのような治療を選択するか、患者さんやご家族の方といっしょに考えながら、適切に決めていく必要があります。

 「タミフルは恐ろしい薬」という思いが強い方は、丁寧に説明しようとしても聞き入れてくれない傾向があります。タミフルという名前を出すだけで、「それはけっこうです」と言われてしまうと、それで終わりです。

 相手の中に、「こんな問題になっている薬をすすめる医者はいったい何を考えているのだ!」といった不信感をいだいていことを感じてしまうこともあります。患者さんやご家族の方とコミュニケーションを上手にとることができないという意味で、私の医者としての力不足もあるのでしょうが、やっぱり無力感にもおそわれます。話すら聞いてもらえないのですから。

 東国原英夫知事にぜひ語ってもらいたいのは、ご自身の体験です。インフルエンザにかかってどのような経過だったのですか。タミフルを使用して、症状はどのようになったのですか。タミフルによる副作用はあったのですか。

 タミフルによる異常言動などの副作用がおきるとしたら、服用中のこと。それも病初期の2日間に集中しているようです。それを過ぎてから、あとで「異常行動」が現れることはないでしょう。

 東国原英夫知事は県庁の中に入って、「こんな県政をしていてはいけない」「県庁の改革が必要だ」「役人の考え方を治さなくてはいけない」といった思いがとても強いのだと思います。お役人などを前にして、辛辣な批判をしたい気持ちが強いために、それを「タミフルによる異常言動」などという表現で、受け入れやすくしたのではないでしょうか。知事にとっては、一つの演出だったのでしょう。

 知事は謝罪の言葉を述べた会見の中で、「ブラック・ユーモア」だとか「社会風刺」だとか言っていますが、それも違うでしょう。タミフルのことを主題にして、先の発言があったわけではありません。発言が問題になったために作った言い訳のように聞こえてしまいます。

 また知事は「言葉狩り」だという指摘もしています。今回のタミフルに関する発言を「言葉狩り」だというのであれば、それは間違っています。形だけで批判しているわけではありません。「タミフル」とか「異常言動」とかいう言葉が問題ではないのです。発言の中身が問題にされているんです。

 こういった発言によって、傷つく人たちが出てきます。タミフルを服用後に亡くなった方のご家族がそうです。お笑いのタネに使われるということ自体が耐えられない思いをすることは、想像に難くありません。私たち医師にとっても、真摯に取り組んでいるだけに、穏やかな気持ちではいられません。

 知事としての発言は、そうとう重みを持つものです。全国が注目している知事だけに、その影響力は良くも悪くも絶大です。軽い気持ちで言ってしまうのかもしれませんし、笑いをとりたいという気持ちがあるのかもしれません。でも、その内容は十分に考えてください。

 知事という「公人」の立場での言動は、私人のそれとは全く違います。まして、あたなはもうお笑いタレントの「そのまんま東」ではありません。くれぐれも“異常言動”のないようにお願いします。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年04月02日

開花宣言

 やはり今日正式に、当地(上越市高田地区)の桜開花宣言が出されました。今日も気温が高く、昨日よりもずいぶんと咲き始めました。

 気象台によれば、昨年より10日、平年より8日早いとのこと。やはり暖冬の影響は大きかったようです。

 予想よりも1日早かったのですが、ほぼ的中。さすがです。(お天気の予報よりもずっと精度が高いようです)

 今週末には満開になるとのこと。いよいよお花見シーズン到来です!

投稿者 tsukada : 17:02

2007年04月01日

開花しました

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 今日から4月。あわせたかのように、ここ高田城跡公園の桜が咲き出しました。公式な開花宣言があったかどうかは知らないのですが、ちょっとフライングかも。

 散歩の途中で見かけた桜は、咲き始めていました。花になったのはまだほんの一部ですが、多くはつぼみがしっかりと大きくなり、はじけそうになってきています。

 開花予想日は3日。やっぱりそのころには開花宣言が出されることでしょう。

 そしてそこから数日で満開・・。次の週末(7〜8日)くらいには見頃になり、来週いっぱいはお花見が楽しめそうですよ。

投稿者 tsukada : 14:46