2007年05月08日
夜間診療所(2)
GWの大型連休が終わり、また普通の生活に戻ってきました。昨日は休み明けということで、園や学校に行くにも緊張していたかもしれませんね。小児科外来も“想定内”の混み方でしたが、今日はもうそれほどではありませんでした。
春先もずっと流行し続けていたインフルエンザも、連休中にほぼ終息したようです。昨日は若干の患者さんを診ましたが、今日は久々にゼロ。ほっとしました。
今月から当市(新潟県上越市)で始まった「平日夜間診療」は、おおむね順調のようです。これまでも土・日などの診療をしてきているので、ある程度、市民の方に浸透していたのでしょう。まったく利用されないということでもなく、混乱することもなく、ちょうど良い具合に使われているようです。
私の夜間診療所の出番は、最初のスケジュールでは昨日だったのですが、他の先生のご都合で変更になり、まだ“デビュー”していません。どんなふうな勤務になるか、少し心配していたのですが、これまでの様子からは安心して勤務につけそうです。
市民の方々も、お子さんにいざということがあっても、ある程度安心していられることでしょう。深夜や早朝は対応できていないので、完璧ではないわけですが、それでもある程度の時間はカバーできていることは、大きな安心につながることでしょう。
こういった施設は、使われないことが一番良いことだ、と言えば確かにそうです。でも、子どもたちは必ず病気をします。風邪のような軽いものから、入院しなくてはいけない大きなものまでさまざま。絶対に病気をしないで成長するなどということは、ありえないことです。
そして、子どもの病気はいつ始まるか、分かりません。もちろん大人もそうですが、子どもの病気は大半が急に始まる感染症ですし、余力がないぶん、待ったなしの状況になりがち。医療の対応も、急を要するものがふつうです。
毎日子育てをしていると感じておられることだと思いますが、子どもって夜とか休みの日とかに具合を悪くすることが多いんですよね。ほんとうに困ったものです。そんな時に頼りになるところがあれば、嬉しいものです。
市民の方の全員が使うわけではありませんが、でも、誰でも、いつでも(実際には時間は限定版ですが)利用できる診療所があることで、安心して生活ができるというものです。
始まったばかりで、これからどうなるか分かりませんが、「上越休日・夜間診療所」がしっかりとした診療を行うことでき、市民の方々から信頼を寄せていただけるようになることを、切に願っています。そして、そのために私も引き続き協力していこうと思っています。
投稿者 tsukada : 2007年05月08日 23:59