2007年07月16日
中越沖地震
この連休は台風4号を心配していました。新潟は進路からもはずれ、天気もそれほど悪くならずにほっとしていたところに、今日は大地震が当地を襲いました。M6.8の「中越沖地震」です。
ここ上越市から数十キロのところにある柏崎市を中心として、震度6強の大きな地震でした。被害もそうとう出ているようです。報道ではすでに死者7名とか。ニュースでは倒壊した家屋や崖崩れなど、地震の傷跡が生々しく映されていました。
上越市でも震度5弱の揺れを経験しました。私はちょうど医院にいましたが、大きな揺れに驚き、室内にいた犬を抱きしめ、揺れの止まるのをじっと待っていました。
医院では水槽の水がこぼれて周囲を濡らした程度で、大きな被害はありませんでした。自宅でも花瓶が倒れた程度で、物の被害はなし。電気やガス、水道も大丈夫。やれやれ。
「6弱」の上越市でほとんど被害がないようだったので、「6強」の柏崎市でもさほどではないのかな、と思ったのは大間違いでした。その後テレビをずっとつけていましたが、実は被害は甚大だったということが次第に分かりました。余震も多く発生し、被災地は大混乱していることを実感しました。
新潟では3年ほど前に大きな地震を経験しています。「新潟県中越地震」です(2004年10月23日)。記憶にまだ新しいものです。そこからわずかしか離れていないところで、同じような地震がまた起きてしまいました。
地震が起きることは自然現象であり、人知の及ぶところではありません。一方で、地震による被害を最小限にするのは人間の努力しだい。今回はどれだけの対策がとられていたのか。そして今、この瞬間に被災者の救助や救済はきちんとされているのでしょうか。
「災害は忘れたことにやってくる」という格言(?)がありますが、どうもそうではないようです。「災害は・・忘れないうちにもやってくる」。
大切なのはその対策であり、対応です。わずか数年前の地震災害の経験がどれくらい生かされていたのか、いずれきちんと検討する必要があるでしょう。
被災地の方々におかれましては、不安な夜を過ごされていることと思います。どうか、1日も早く、平穏な生活に戻ることができるようお祈り申し上げます。
投稿者 tsukada : 2007年07月16日 21:36