2007年09月02日
メタボ撲滅宣言
昨年あたりから「メタボリック症候群」がブーム(?)になっています。昔で言う「成人病」(今は生活習慣病と言いますが)の予備軍として問題なのだとか。要するに肥満は大敵だということ。
先月、メタボ対策を頑張った公務員が急死するという問題もおきました。急激な体重減少や、過度な運動、誤った食事など、むしろ体調を壊し、病気になることもあります。「健康のため」に行うことが、健康を害することになっては元も子もありません。どうぞお気をつけ下さい。
当地の新聞(「新潟日報」9月1日付け)に掲載された記事です。中に出てくる課長さんは、私の後輩にあたります。ラグビー選手である彼は、ただの肥満ではありません。
6月に新潟県を襲った中越沖地震の際には現地に入って陣頭指揮をとっていたようです。過労状態になってはいないか、心配です。体重のコントロールよりも、健康の維持増進に心がけてほしいと思っていますが、医師であり、健康増進の責任者である彼には「釈迦に説法」でしょうね。
でも「紺屋の白袴」とも言います。プロを自任していても、自分のことは気にかけないでいることも珍しいことではありません。
「医者の不養生」という言葉は、それを端的に表しているのでしょうね。でも・・私はこのフレーズがあまり好きではありません。医者であっても風邪を引いたり、体調を壊したりすることは普通にあります。そんな時にこの言葉を言われると、「医者ともあろう者が、自分の体調管理もできないのか」と叱責されているような気持ちになってしまいます。
あるいは、「そんなふうに言うなら、十分養生できるような労働環境を作ってくれよ!」と、勘違いも甚だしいと言われかねないようなことを思ってしまいます(それを口に出すことはありませんが)。
まあ、医者といっても普通の人間。病気をすると心も弱くなり、ときには「心が病んでいる」状態になるものです。そんな時には火の粉をあびないよう、医者に近寄らないことが最善の方策なのでしょうね。
投稿者 tsukada : 2007年09月02日 13:20