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2007年09月07日

はるまついぶき

 Bank Bandの 「はるまついぶき」・・今夜、音楽番組で初めて聴いた曲。中越沖地震への思いも込められたのだということ聞き、とても心が温かくなりました。

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「降り積もる雪に覆われた はるまついぶきのように
かすかでも 光に向かう強さを抱きしめたい 」

 サビのところです。今は先が見えない中にあっても、春を信じて前に向かっていくことで必ず春ややってくる。それを信じることで、勇気と思いやりを持つことができる・・。そんな意味だと思っていいでしょうか。

 作曲をした小林武史さんは、実際に中越沖地震の被害地である柏崎市に、被災直後に入っています。グループの仲間と一緒に、数千食ものカレーの炊き出しもされました(イベント用に用意した大量の食料が、台風の影響で開催中止になって残ってしまったのですが、ただ送るのではなく、自ら炊き出しに入ってこられたということも嬉しいです)。

 秋に公開が予定されている映画『ミッドナイト・イーグル』の主題歌を準備しているところだったけれど、それを地震の被災地への思いを込めて、この「はるまついぶき」という曲にまとめ上げたのだそうです。(『ミッドナイト・イーグル』は核兵器の脅威がテーマの一つになっているので、今回の原発事故の問題にもリンクするものがあるようです)

 そんな思いを知り、よけいにこの曲に魅せられています。

「強い風に たんぽぽの綿毛が 未来へと運ばれてく
向かい風だろうと 翼にして
ねぇ 僕らも 羽ばたけるかな」

 たんぽぽの綿毛・・それって「わたぼうし」のこと! 私たちの「わたぼうし」にかける思いにも通じるのかな、なんて勝手に思って、一人で盛り上がっていました。

 ところでこの曲はCDにはならないそうです。急いでリリースしたので、ネット配信だけとか。それならばと、さっそくiTuneで購入しました。1曲200円ですが、その収益の中から今回の新潟県中越沖地震の義援金として拠出するそうです。ますます感激。

 ということで、さっきから何度も繰り返し「はるまついぶき」を聴いています。ほんとうに、早く本当の春がやってくるといいですね。

投稿者 tsukada : 2007年09月07日 22:28