2007年10月04日
明日できることは・・
明日が締め切りの仕事がありました。産経新聞の健康についての質問に答えるコーナーの原稿です。以前に一度書いたことがあります。その時は「自家中毒」。今回は「吃音(きつおん=どもり)」についてです。
私は発達や言葉などについての専門医ではありませんので、詳しいことを聞かれてもうまく答えることができません。でも質問を読んだとき、一般医としてお話をすることだけでも十分にお役に立てそうだと思い、お引き受けしました。
その内容は紙面に掲載されたあと、またお伝えしようと思っています。その時にはどうぞお読み下さい。
明日締め切りという原稿を、つい先ほど書き上げました。取りかかったのも今日の外来が終わってから。ずいぶんのんびりしていたものです。
一応は関係する医学書などを読んだり、コピーを取って下調べは少しずつしてありました。でもそれを原稿にまとめる作業は・・やっぱり前日になってしまいました。
いつも何だかんだと言い訳をしながら、すべき仕事を先延ばししています。同じ時間をかけるのでも、もっと前なら余裕をもってできるはずなのに。それなのにやっぱり締め切り間際の仕事・・。ギリギリにならないと動き出さないという性格は、天性のものでしょうか。
でも最近思うことがあります。「今日できることを明日に伸ばすな」という格言(?)を以前は自分に言い聞かせていました。疲れたな、もうイヤだな、と思う時でも、もう少しやっておいた方がいい、頑張ってもう一踏ん張り。
ずっとそうして来ましたが、この頃は「明日できることを今日しなくてもいい」などと考えることもあります。無理してやりきらなくてもいい。というより、無理が利かなくなってきたのかもしれません、年齢的に。
それに「今日しようと決めていたことが思うようにできなかった」と自分を責めてしまっていたのも、イヤになりました。典型的なマイナス思考です。順調にこなせているときにはいいのですが、ひとたびうまくことが運ばなくなると、その反動でドンと疲れてしまいます。自分をますます嫌いになってもきます。
今日の原稿書きにように、結局直前まで仕事に取りかかれないことも多々あるのだから、それを予定通りと思っていれば、手つかずにいることにイライラすることもなくなるのでは。
そんなこんなで、明日締め切りの原稿を前日中に(限りなく真夜中に近いですが)送ることができました。期限が明日の夜中だとしたら、24時間以上の余裕をもっての提出です。私にしては良く頑張りました(^^;)
投稿者 tsukada : 2007年10月04日 23:59