2007年10月09日
アンハッピー・マンデー
連休明けの小児科外来は、ときに殺人的(?)な混雑をします。まだ冬ではないというのに、今日はそんな1日でした。
数年前から始まった「ハッピー・マンデー」は、本当に困ったものです。祝日を月曜にずらして連休にするという制度。年間で数日、そんな日がありますが、そのためもあって先月から月曜休み3回も続きました。
それがなくてもお休みの前後は混み合うもの。連休になるともっと加速されます。平均的に来院していただければ、お互いの苦労も少なくなるというものですが、それができないのは急性疾患がほとんどを占めている小児科の特徴です。
先月、ある全国紙に掲載された投書に、患者さんの立場からも月曜休みは困るとありました。病院では曜日によって診察医が決まっていて、同じ曜日がいつも休みだと、主治医の先生の診察がなかなか受けられない、と。本当にそうですよね。祝日はランダムになっていないと、公平性がありません。
この投書はさらに続きます・・祝日の月曜も、病院は外来をせよ、と。ちょっと待ってください! 月曜休みの不便さは医療機関の責任なのですか? それを法律で決めた国の問題なのではないですか。
私のような診療所レベルでも、外来を行うとしたら医師だけではできません。看護師、医療事務など全てのスタッフを動員しなければ診療は不可能。病院レベルであれば、もっと多くの職員が参加することになるでしょう。普通の日と同じ体制になるはず。その人たちの(私も含めて)休みを、いったいどうすればいいの?
確かに月曜休みで困っている患者さんが多いのは承知しています。でも、それは私たち医療関係者もそう。結論は、ハッピー・マンデーの見直ししかないように思うのですが、いかがなものでしょう。
投稿者 tsukada : 2007年10月09日 23:59