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2007年12月22日
冬至
今日から冬休み。例年よりも少し早くから始まっているようです。園や学校が休みになるということで子どもたちは喜んでいることでしょう。でもお母さん方の心境は??
年末年始も控えて忙しくなるときに、もう少し子どもの面倒をみてくれてもいいのでは・・そんなふうに思っておられる方も少なくないのでは。ご苦労さまです。
今日は「冬至」。一年で一番昼が短く、夜が長いといわれている日(実際は多少ずれているそうですが)。確かにこのところ、朝、明るくなるのが遅く、なかなか起きられません。夕方は早くに暗くなり、午後の外来の途中から外灯を煌々と照らすことが多くなりました。
これから冬が深まってきます。寒さが増し、新潟は雪に埋まることでしょう。そして・・インフルエンザの流行も心配です。
例年よりとても早く始まったインフルエンザの流行は、当初いわれていたほどの勢いがなかったような気がします。幸いなことに子どもたちが冬休みに入ることで、いったん下火になってくれるのでは。でも3学期のことは分かりません。それなりの覚悟をしておかなくてはいけないかも。
当院でもインフルエンザ予防接種はそろそろ終わりに近づいています。土曜午後の専用外来もいちおう今日で終了(1月上旬も希望者があり、短時間行うことになっていますが)。あとは本物のインフルエンザをどんと構えて待っているだけになってきました。
以前はインフルエンザの検査キットが足りなかったり、タミフルなどの抗インフルエンザ薬の供給が足りなかったりという騒ぎがありました。今シーズンはそんなトラブルもなく、インフルエンザ流行時の診療体制は問題がないようです。
もっともタミフルと異常行動の関連についてはご心配される方も少なくありませんし、厚生労働省からの指示で10歳代にはタミフルは使用しないこととなっています(異常行動の原因はまだ解明されていませんが、インフルエンザにかかるだけで異常行動をおこすことが少なからずあり、タミフルとの因果関係は薄いのではないかという意見も多くなっています)。そんなことを気にしながらの診療ですので、インフルエンザの流行が大規模になると、その対応が間に合わないことになってしまうかも。
そんな事態にならないよう、看護師の増員なども含めて診療体制を強化してきました。その成果がこの冬はきっと現れることでしょう。当院の平素からの「危機管理対策」が、万全とはいいませんが、それなりに充実させることができたことを、心強く思っています。
しかし1つだけ・・そして最大のウイークポイントがあります。それは医者が一人しかいないことです。個人の診療所ですので、この点はいかんともしがたいところ。ときどきは子どもたちから感染症をもらい、病気になることもありますが(なにしろ毎日「ウイルスのシャワー」を浴びていますから)、それでも診療に大きな支障をきたすことは今まではありませんでした。
皆さんにはよく「体調管理に気をつけて」とお話ししていますが、むしろそれは私自身に向けられるべき言葉のようです。「医者の不養生」にならないよう、気をつけておきましょう。とりあえずは・・飲み過ぎ、食べ過ぎに気をつけることから、ですね(^^;)
投稿者 tsukada : 2007年12月22日 23:59