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2008年01月27日
同じ志
冷え込んだ週末でした。強い北風が吹き荒れ、道路はツルツル。高速道路を使う用がありましたが、けっこう怖かったです。
晴れ間が見えたと思ったら、次の瞬間に雪が舞い始めて視界が極端に悪くなることもありました。乾いた路面から、急に圧雪に変化することも。隣の大型トラックが道路上の雪をはねとばし、勢いよくフロントガラスにぶつかって、もしかしたら割れてしまうのではないかと思うこともありました。
無事帰ってくることができましたが、こんなお天気がまだ2か月ほども続くと思うと気が重くなります。早く春にならないかな・・。
昨日は私の出身大学である自治医大の研究会があり、出かけてきました。県内ですでに働いている医師と、大学で勉強中の学生さんたちの集まりです。みな地域の医療を支えようとして頑張っています。その発表の中からも見て取れて、とても嬉しい気持ちでした。
「医療崩壊」などという言葉も聞かれるような時代です。小児科や産婦人科が危機的な状況に陥っているとして社会問題になっていますが、実は地域ではすべての医療活動が危機に直面していると言っても過言ではありません。
そんな中でも、地域で踏ん張っている医師が私の先輩や後輩にたくさんいるとことを改めて実感しました。学生さんたちも、自分はこんな医療を行いたいんだという高い理念をもっていました。
志を高く持つこと、そしてそれを持ち続けることって、大変ですが、素晴らしいですね。私もまた一歩前に進んで行こうという気持ちになりました。
今日は午後から、当院の病児保育室を見学したいという方がお越しになられました。3年前からすでに病児保育を始めておられるとのことですが、これからの方向を確認したいということだったようです。
多少は私の方が経験が長いというだけで、むしろこちらの方が教えていただいたこともいろいろありました。自分は「これしかない」と思っているやり方でも、実はもっと違う見方や方法があるのだなと気づくことも。
と同時に、私が困っていることが、実は同じことで悩んでいるということも知りました。情報交換しながら、これからどのように進めていけばいいのか、アイデアもいただきました。
でも一番の収穫は、志を同じくする人たちが遠く離れてもちゃんといるんだと知ることができたことでしょう。とても心強く感じました。
ちなみに今日のお客さんは神奈川県から来られました。ほんとうに遠くから、ご苦労さまでした!
投稿者 tsukada : 2008年01月27日 23:28