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2008年01月31日
インフルエンザ流行
1月が終わります。雪国にとっては当たり前のことなのですが、雪で始まり雪で終わる一か月でした。今日も寒さが厳しくなっています。
インフルエンザの流行が本格化し、小児科外来は騒がしくなってきています。昨年の今頃は、インフルエンザに伴う異常行動が問題視され、とくにタミフルがその原因ではないかとする報道も多く見られました。「タミフル騒動」の中で、インフルエンザのお子さんの診療にはとても気を遣っていました。
今シーズンは少しずつ落ち着いてきたようです。必ずしもタミフルが異常行動の原因だとはいえず、むしろインフルエンザそのもので異常行動がおきているのかもしれない。いずれにせよ、インフルエンザのお子さんは発症から2日間、あるいは発熱中は様子を良く見ていただき、不足の事態に対処できるようにしてもらっています。
そんな対策が功を奏しているのか、今シーズンは異常行動で事故に遭うという事例はさほどないようです。またタミフルなどの抗インフルエンザ薬についても、丁寧にお話しすれば使用についてご理解を得られやすくなっているようです。
例年通り1月下旬より大きな流行になってきたインフルエンザ。流行のピークはおそらく2月上旬になることでしょう。当分は心して診療にあたりたいと思います。
昨日の「院長ブログ」でも触れましたが、中国製ギョーザに毒物が混入した事件では、日本中で大騒ぎになっています。事実関係がまだ解明されず、不安はつのるばかりです。1日も早い解決を。そして安心して食品を摂取できるような環境作りが望まれます。
投稿者 tsukada : 2008年01月31日 23:59