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2008年05月12日
AED
今日は医院スタッフのミーティング。緊急時の救助法についての研修会を行いました。
“人形”を使い、心肺蘇生の方法やAED(自動体外式除細動器)の使い方を実習。これまでも何度か行っていますが、実際に手を使い、体で覚えることで、いざという時に役立つでしょう。
もしも急に倒れた人がいたら・・呼吸や心臓の動きを確認し、心肺停止の状態であればただちに蘇生を行う。そのタイミングは一刻の猶予も許しません。そして、どこで誰がその状況に遭遇するかも分かりません。ぜひどなたでも実施できるように訓練を受けておいてほしいと思います。
当院に勤務するスタッフには、その方法をマスターしておくことを求めています。やはり医療機関に勤務しているのですから、一般の方よりも期待される度合いは大きいでしょう。
必要な蘇生処置をしても亡くなってしまうことがあるかもしれません。病気の種類や程度によっては救命できないこともあるでしょう。残念なことです。
でも、もしただちに蘇生処置をしていたら救命できたはずの方が、何も対処されないために命を落としてしまったら・・。それこそがもっとも残念な結果であり、無念なことです。
ほとんどの方はプロではないわけですので、その方法が完璧でなくても仕方ありません。それでも、必ず蘇生のための処置を行ってください。傍観者になってしまうことが最も問題なのです。
※最近多発している「硫化水素による自殺」では周囲の方に重大な危害が及びますので、ぜったいに近寄らないでください。腐った卵のような臭いがしていたら、すぐにその場を離れ、あとは救急隊や警察に任せてください。
職員には「何か困っている人がいたら、見過ごさないように」と話していますし、私もそれを実践しているつもりですが、こと「硫化水素」についてだけはその例外です。
周囲を平気でまきこむような危険な自殺方法がブームのようになっていることに、憤りを覚えます。早く目を覚ましてください!
投稿者 tsukada : 2008年05月12日 17:33