2008年05月05日
子どもの日
ご機嫌が良かった(良すぎた?)お天気も、今日は少しななめに。曇り空が広がり、夜は雨になりそう。気温は少し下がりましたが、湿気が強く、かえって過ごしにくくなったようです。
今日は「子どもの日」。GW後半4連休の3日目になります。そろそろ連休疲れは出ていませんか?
私は休日診療所に勤務です。連休のど真ん中にお仕事。カレンダー通りにしか休めないと思っていましたが、実際はカレンダー以下・・。それも開業医の生活の一部と知っていてください。
今日の休日診療所は具合を悪くした子どもたちでいっぱい。急性胃腸炎がまだ流行中で、吐き気が強く脱水状態になっているお子さんが少なくありませんでした。点滴治療もそうとうの数をしました。
休日診療所の役割は応急診療です。軽症の患者さんを診療し、ある程度重い患者さんは病院に紹介します。いわば“振り分け係”(専門用語では「トリアージ」といいます)。こういった仕組みがないと、多くの時間外患者さんが病院を訪れ、勤務医の負担がさらに加重になってしまいます。
その意味では休日診療所では重症度の見極めをすればよく、点滴治療などの処置は病院にお願いしてもいいのですが・・。でもせっかく小児科医がいるのですから、病院の先生にお願いしなくてもある程度のことは対応してあげたい。
ということで、とくに午前中は点滴治療が多くなりました。点滴用のベッドが足りなくて座ったり、お母さんにダッコしながら点滴をしたりと、患者さんには申し訳ない状態でしたが、でもみんなある程度具合が良くなって帰ってもらえたようです。
脱水患者への点滴治療は、私の外来ではごく普通のこと。休日診療所でも最近、それができるようになったのは看護師さんの体制ができてきたからです。医者だけではなかなかできませんが、慣れた優秀な看護師さんがいてくれれば“鬼に金棒”です!
私が勤務する日には、病院の先生方に少しは仕事の負担が軽減できているといいのですが、どうでしょう。
ウワサでは某病院の救急外来で休日診療所の勤務医師を把握していて、私の出番の時には問い合わせてきた患者さんに伝えているのだとか。ほかの先生の日より受診患者が多いという話もあります。“逆紹介”してもらっているのだとしたら、光栄です。私も世の中の役にたっているということですね。
ともあれ、「子どもの日」に子どもたちのために仕事ができ、嬉しいです(本心??)。明日一日休んだら、また普通の診療が始まります。具合の悪い子も多いと思いますが、もう少し待っていてくださいね。
投稿者 tsukada : 2008年05月05日 16:33