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2008年06月01日
製材所
お休みの日は木で遊ぶことが多くなりました。冬の薪ストーブのために、今から薪を作っています。
製材所のように見えるかも。私の薪置き場ですが、電動のこぎりを使って作業中です。
実際に製材所の方から分けていただいた材木です。大きな丸太から木材を切り出すとき、その周りが少しずつ残ってしまいます。普通は捨てるのだそうですが(産業廃棄物)、それをもらってきてありました。
長い材木なので、適当な大きさに切っていきます。薪ストーブに入れるのは長くて50センチほど。それ以下に切っておかないと冬に使えません。そこで電動のこぎりの登場です。
昔、初めて電動のこぎりを買ったときのことを今でも覚えています。もう20数年前のこと。それまではのこぎりを使い、汗をかきながら慣れない材木切りをしていました。家の中の棚を作ったり、犬小屋を作ったり。
自宅を新築したときに、大工さんには使えそうな材木はそのまま残しておくようにお願いしたので、材料はたくさんありました。材木を眺めながら何を作ろうか考えるのが楽しみ。必ずしも先に作る物が決まっていたわけではありません。だから、本当に必要な物だったかと聞かれると、そうではない物も少なからずあったことでしょう。
「日曜大工」(最近あまり耳にしなくなりましたが)が趣味の私にとっては、工具をそろえるのも楽しみ。そしてとうとう電動のこぎりを買ってしまったというわけです。そんなに大量の木を切るわけではないのですから、普通ののこぎりでも良さそうなものですが、切り口を見ても、やっぱり電動にはかないません。何より、電動のこぎりを自分でも使えるという気持ちが嬉しかったのかもしれません。
もっとさかのぼって子どもの頃。実家の近くに製材工場がありました。外には大きな丸太が山積みになり、工場からはたえず木を切る音がしてきます。モーターで動く巨大なのこぎりが、大きな丸太をゆっくりと切っていきます。丸い物から四角い物を切り出していく様子を、じーっと見ていたのと覚えています。
そんな「原体験」があるからなのか、材木にも興味がありますし、いろんな道具も気になります。そして電動の工具にはあこがれにも似た感情を持ってしまいます。
とうとう今日は幼い頃から温めてきた思いを、自分の手で実現したよう。本物の製材所から出た丸太(端材ですが)を、自前の電動のこぎりで切っていたのですから。
冬の「火遊び」のために、夏の間は「木遊び」に精を出すことにしましょう。
投稿者 tsukada : 2008年06月01日 22:33